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本嫌いな自分が、無理なく読書できるようになるまで

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あおむしはもともと、本を読むのが嫌いでした。しかし、昨年からQOLを向上させるべく本を読み始めるようになりました。最初は週に1冊読むのもしんどかったのが、今では週に3冊以上も読めるようになり、むしろ本を読む時間が楽しく感じられるようになりました。

今回は、本が嫌いだった私が無理なく本を読めるようになるまでの方法、本を読み始めた効果を紹介します。

小さい頃から本を読むのが嫌いだった

あおむしは幼少時代から身近にゲームやアニメがあったため、これらを好んで見ていました。そのためか、これらの娯楽に比べて目の刺激が少なく、文字を読むという単調な作業が続く読書という行為に苦手意識を感じていました。勉強の面でも、あおむしは読み書きのためにひたすら字の練習をしたり、筆者の意図や心情をくみとったりする国語よりも、ゲームやパズルのように問題を解いていける算数や理科のほうが好きで、国語の成績は悪かったです。

こういった理由から、次第に読書に対する苦手意識は”嫌い”に変わっていき、マンガや教科書・参考書を除く本は年間1,2冊(読書感想文のための本だけ)しか読まない本嫌いが誕生しました。

高校生以降になるとYoutubeやニコニコ動画といった動画サイトが出てきて、趣味の時間はこれらを見るようになったため、ますます読書をする機会は減っていきました。

本を読み始めるきっかけ

長年読書からはなれていたあおむしですが、昨年になってから読書をしようと思い立ちました。その理由は、Youtubeで節約生活やセミリタイアを発信している方の多くが「読書を趣味にしている」ということを知ったからです。

セミリタイアを達成するためには、お金や節約、暮らし方などに関する深い知識がどうしても必要になってきます。しかし、(良い言い方ではないですが)有象無象が発信しているYoutubeだけではこれらの上質な知識をなかなか得ることができません。むしろ、情報商材や高額な商品を買わせるターゲットになる危険性すらあります。

一方で本に関しては、その道に長けた専門家やプロが、自らの殊勝な経験や考えを体系的にまとめて、その集大成を1冊の本に仕上げています。いわゆる名著とよばれる本から得られる知識の価値は、Youtubeやブログなどの発信とは比べ物になりません。(こんなこと書くと、自分のブログも否定しかねないですが・・・笑)

読書をすることが、セミリタイアを目指す自分にとって血肉となる・・・こういった考えから、読書を始めることにしました。

本嫌いを徐々に克服した方法

しかし、下手すると10年ぶりくらいになる読書を習慣化するためには、様々な工夫をしました。結果的には、以下の①~⑤を繰り返すことで、無理なく読書ができるようになりました。最初は2週間に1冊を読了する程度でしたが、今では週に2,3冊を無理なく読了できるぐらいまでになっています。

①Youtubeの本要約動画を見て、興味が持てる本を探す

⇒いきなり読書をはじめるのは苦痛に感じられたため、まずはいつも見ているYoutubeから読書のきっかけを作ることにしました。そこで活用したのが、本要約動画です。

まずは1冊10~20分程度で見られる本要約動画をいろいろ漁り、興味の持てる本を探しました

Youtubeには様々な本要約動画を配信するチャンネルがあります。そして、それらの動画で紹介される本は、いわゆる名著と呼ばれるものが多いです。本を普段から読んでいなかった自分にとって、まずは要約動画から名著に興味を持つことは、やみくもによくわからない本を読み始めるより効果的に読書を進めるきっかけが得られたと感じています。

参考までに、私がよく見ている本要約動画のチャンネルはフェルミ漫画大学です。このチャンネルでは、リン先生とケンジの二人が会話形式(はなし言葉)で本のあらすじやポイントを紹介してくれるため、非常に聞きやすいです。動画ですが、ポケットにスマホを入れて歩きながら音声だけ聞いても内容を理解できます。このとっつきやすさで、様々な本の動画を見るようになり、結果的に興味を持った本を一気に増やすことができました。


www.youtube.com

②図書館に行き、興味が持てた本+αを借りる

⇒要約動画で興味を持った本が何冊か見つかったら、その本を実際に読んでみましょう。この時、その本を買うのではなく、図書館で借りてしまいましょう

図書館なら、本は無料で借りることができます。本の値段は1冊1500円程度ではありますが、お金はお金。せっかく買ってもつまらなくて読まなくなってしまったら、なんだか損した気持ちになり後悔してしまいます。しかし、図書館ならお金がかからないのでそんな心配もありません。

図書館に行った際は、興味を持った本に加えて2,3冊、その場で見つけた面白そうな本を一緒に借りてみます。できれば200ページ程度の比較的ボリュームが少ない本が良いです。

ちなみに、興味を持った本が図書館で見つからなかった場合、同じ市内ならば近隣の図書館から取り寄せたり、要望を出して新たに購入してもらうことも可能です。しかし、いずれにせよ時間がかかるので、まずは借りられた本から読み始めましょう。

③読書せざるを得ない時間を見つけ、気が向くものから読む

⇒図書館で本を借りたら、いよいよ本を読みます。読書を習慣化するには、このステップが最も重要です。1日の中で、読書に使えそうな時間を探します。はじめはその時間が5分とかでも良いです。

おすすめなのは、外出中でスマホを使っている時間です。家にいるとどうしても色々なことが舞い込んで決まった時間を読書に費やすということが難しいです。一方で、会社の休憩や通勤電車の時間などは毎日決まった時間があり、やることもスマホを見たりYoutubeを見たりと、読書に替えてもたいして問題にならない時間のはずです。これらの時間を、読書する時間にしてしまいましょう。

読み始める本は、動画で興味を持った本でも、一緒に借りた本でも、何でも良いです。自分の感覚で「これを読んでみたい!」という気持ちが大きい本から読んでいきましょう。

つまらないと感じたらすぐに別の本にする

⇒本を読み始めてみて、もし「この本つまらないな」とか「この本読んでても頭に全然入ってこないな」とかいう気分になったら、その本はすぐに読むのをやめて別の本を読み進めましょう。

自分の感覚はけっこう大事です。最初からつまらないと感じた本は、読み進めてもつまらないことが多いです。逆に、読んでいくうちに面白くなるかもしれない、という気持ちがあって我慢して読み進めてしまうと、読書がどんどん苦行になってしまいます。自分にとって無理なく楽しく読書を進めるために、「ちょっと読むのきついな」と思った本はすぐに諦めちゃいましょう!

ちなみに、難しくてもどうしても読んでみたい!という本があれば、その本を読み進めるのではなく、「マンガでわかる」シリーズの本を読むのもおススメです。

私の場合、「バビロンの大富豪」というお金の名著をどうしても読んでみたかったのですが、もとの本は内容がなかなか頭に入ってこなかったため、漫画版に切り替えました。すると2時間程度でスイスイ読み進めることができて、後になって何度も読み返すこともあるくらい好きな本になりました。

⑤図書館に返しに行き、次の本を借りる

⇒借りてきた本に一通り手を付けたら、図書館に返しに行きましょう。ちなみに、借りた本全部がつまらなかったら、1冊も読み終わってなくても良いです。

そして、返しに行ったついでに次の本をまた2~4冊借ります。借りる本は、①の要約動画を見て新たに興味を持った本があればそれを借りればいいし、その場で面白そうだなと思った本があればそれを借りても良いです。

重要なのは本を返しに図書館に行くということです。都市部の図書館の場合、街中に返却ボックスがあり、そこから本を返すこともできます。しかし、そうしてしまうと次の読書を始めるために、新たに本を借りに行くという行動を別に行わなければならず、「また時間ができたら行こう・・・」と思っているうちに読書に対する熱が沈静化してしまいます。

本の貸出期間という制限時間の中で何冊かの本を読み、間髪入れずに次の本も借りて、また制限時間の中で読む・・・これを繰り返すことで、読書が徐々に習慣化できるようになっていくのです。

読書を習慣化できた効果

・読書を新たな趣味にできた

⇒これまでYoutubeやSNSに使っていた時間を読書に費やすようになって、読書を自分にとっての新たな趣味にすることができました。通勤中や仕事の休憩時間中の読書をしている時間は、慌ただしい仕事生活の中でもホッと一息落ち着ける時間となりました。

スマホの使用時間もあわせて減ったことで、YoutubeやSNSをだらだら見て時間を浪費することが激減しました。このようなことから、特に平日のQOLが大きく向上しました。

また、1週間の中で1冊でも読めた本があると、生活の中で「本を読めた」という小さな達成感も得られるようになりました。そして、徐々に本が読めるようになって週に2冊、3冊と読める本が増えていくと、その達成感はどんどん大きくなります。こうなってくると、たとえ仕事など他のことで成果が上がってなくても「まあ、今週は本3冊読めたし、満足!」という気持ちになることもできました。

・タダで様々な知識を得て、日々の生活に役立てることができた

⇒あおむしは暮らしやお金関係の本を図書館で無料で借りて読んでいます。そして、これらの本から得られた知識は日々の生活の中で実践することで、節約生活や資産形成に役立てています。

こうすることで、全くお金をかけずにセミリタイアに必要な暮らしやお金の知識を得て、そして資産をどんどん築くことができるようになりました

あおむしはセミリタイアを目指すようになってから、お金を増やすための努力は基本的に節約ばかりしています。転職して年収アップを目指す方法もありますが、それよりも本で得た知識を実践して節約と資産形成を進めるだけでも、年間で50万円以上は貯蓄額を増やすことができました。そして、こうして少ないお金で生きる知識は、セミリタイアした後も活きることでしょう。

知識やお金を得るために変な情報商材を買う必要も、スクールやセミナーに通う必要も、無いのです。図書館に行ってタダで本を借りるだけで、人類が何百年も蓄積してきた知識を自分のものにすることができます。

・デジタル機器で目や頭を酷使する時間を減らせた

⇒読書を習慣化することで得られた思いがけない効果としては、デジタル機器(特にスマホ)を使わない時間が増えたことで、目や頭が疲れにくくなった、ということです。

いままでのあおむしは、仕事中はパソコンとにらめっこ、通勤電車の中や仕事の休憩時間中はずっとスマホでYoutubeやSNSばかりみており、日中はデジタル機器漬けでした。そうすると、目や頭が疲れてきて、夕方になると頭が痛くなったり、夜ベッドに入ってもなかなか寝付けないということが多かったです。

しかし、通勤や休憩の時間を読書の時間にしたことで、これらのデジタル機器から離れる時間を作ることができ、目や頭が疲れにくくなりました。頭痛の回数も、夜に寝付けないことも、以前に比べて減りました。小さい文字を読んでいると目が疲れないの?と思うかもしれませんが、デジタル機器の強い光の刺激に比べると、全然大したことはなかったです。

最後に

読書が苦手な方、嫌いな方でも、やり方を工夫することで本を読むことが好き・楽しい時間にすることができます。私が紹介した方法をぜひ試してみて、読書を趣味にしてみてください。

セミリタイアを目指して節約生活を進めるあおむしにとって、この読書とブログを書く時間は、かけがえのない趣味の時間になりました。

将来セミリタイアを達成した後も、読書の時間は大切にしていこうと思います。

ではまた。