節約生活をするために必須なのが、家計簿です。あおむし家では、家計簿アプリを夫婦で共有して、お金の流れを管理しています。
夫婦で家計簿アプリを共有するうえで重要だったのが、支出の項目作りです。今回はあおむし家で用いている方法をご紹介します。
あおむし家の家計簿アプリ
マネーフォワードMEを使っています。
以前は無料のプランを使っていましたが、2022年12月から無料プランの機能が大幅に制限(例:連携できる口座数が10⇒4に減少)。そこで今では月額500円(1年契約だと5300円)のプレミアムサービスに加入しています。
あおむし家では節約生活の中でサブスクリプションサービスはほぼすべて解約しました。しかしこのマネーフォワードMEだけは、家計に関して夫婦で真剣に取り組もうと思ったため、有料のサービスに新たに加入し、使い続けています。
夫婦での共有を円滑にすため、項目を作り直した
マネーフォワードMEでは、連携した口座(銀行、クレジットカード、証券会社など)や手入力した収入や支出を、家賃や食費といった項目に分類することができます。
デフォルトでは様々な項目があるのですが、大項目の下にぶらさがる中項目は、新たに作り直すこともできます。作り方はスマホアプリとPCでそれぞれ以下のように行います。
スマホアプリの場合
PCの場合
あおむし家では、マネーフォワードMEで使っている支出の中項目は、すべて作り直しました。その理由は、どの支出が何の項目になるのか、夫婦で共通認識を持っておくためです。
例えばデフォルトの中項目には、食費と食料品という項目があります。
・・・スーパーで買った食材はどちらになるでしょう?私は食費に分類しますが、妻は食料品に分類するかもしれません。また、口座から支出の情報を自動で取得すると最初からカテゴライズしてくれるのですが、その機能だとスーパーによって食費に分類することもあれば日用品に分類することもありました。
こうなってくると、集計した時に何がどの支出になったのかぐちゃぐちゃで、非常に分かりにくい家計簿ができあがります。また、マネーフォワードMEのデフォルト項目が非常に豊富なので、集計してできた円グラフもカラフルになり、どの支出が大きな割合を占めているのかわかりにくいです。
これではせっかく家計簿を作っても支出の見える化ができておらず、意味がありません。このようなことを防ぐために、以下のルールで項目をすべて作り直しました。
①使用する大項目は5~6つまで
⇒カラフル過ぎるグラフになることを防止するために、使用する大項目は5つぐらいに絞りましょう。新たに作る項目は、大項目の下にぶら下がる中項目で細分化していけばよいです。
②新たに作る中項目の先頭には”〇”をつける
⇒夫婦でどの項目を使えばよいのかわかりやすくするために、あおむし家では作った項目の先頭に"〇"をつけています。別に〇でなくても、二人で決めた記号をつけておけば、これが作った項目だとわかるのでOKです。
③中項目の数もできるだけ絞る
⇒中項目の数も、項目同士でダブりがないように数を絞りましょう。だいたい1つの大項目で中項目5つくらいまでを目安にするとよいです。
ご参考:あおむし家で作った項目
大項目①:食費
⇒中項目(3):〇食材・日用品、〇外食、〇医療費・薬代
大項目②:趣味・娯楽
⇒中項目(4):〇プレゼント・贈答、〇趣味、〇衣服・美容院、〇旅行・交際費
大項目③:交通費
⇒中項目(3):〇交通費、〇ガソリン、〇維持費・税金
大項目④:特別な支出
⇒中項目(2):〇ふるさと納税、〇家具・家電
大項目⑤:教養・教育
⇒中項目(3):〇保育料・学費、〇奨学金返済、〇習い事・塾
大項目⑥:住宅
⇒中項目(4):〇家賃、〇水道光熱費、〇通信料・受信料、〇保険料
家計簿の支出内訳がすっきりとわかりやすく!
このようなルールで項目を作り、家計簿を作ると以下のようにシンプルですっきりとした円グラフができあがります。このグラフを見ると、「けっこう食費や日用品にかかってるんだな」とか、「でも外食は少なく抑えられてるな」といったことが一目瞭然です。
すでにマネーフォワードMEを使っている方へ:分類済みの項目を整理する方法
すでにマネーフォワードMEを使っている場合、新たに項目を作って分類しなおすのはかなりの労力がかかります。
分類しなおす方法としては、スマホアプリからやる方法とPCからやる方法がありますが、スマホアプリは非常に大変なので、ここではPCからやる方法を紹介します。
これまでの支出を振り返ってみながら、1年分くらいを目標に分類しなおしてみましょう。
最後に
家計簿を夫婦や家族で共有するうえでは、最初のルール作りが重要です。難しいルールはいずれ管理できなくなるので、お互いにとってわかりやすいシンプルなルールで長く楽しく家計簿を運用していきましょう!
ではまた。