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あおむし家の資産運用計画

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あおむし家ではセミリタイアに向けた活動の一環で、資産運用を3年前から行っています。今回は、あおむし家の資産運用状況と、今後の資産運用計画を紹介していきます。

aomushi1989.hatenablog.com

現在の資産運用状況

資産運用を始める前に、まずは生活防衛資金(働けなくなっても最低限生活するためのお金)を貯めてから、毎月の余剰資金で主にNISA制度の枠内でコツコツ積立投資をしています。

以下に、あおむし家が現在やっている資産運用をジャンル別に紹介していきます。なお、具体的な金額は資産防衛の観点から伏せます。

・積立NISA

⇒夫婦ともに積立NISAを3年間行っています。積立NISAは、年間上限40万円までを20年の期間、非課税で運用できる制度です。投資商品は金融庁の基準をクリアした、手数料が安くリスクも比較的少なめな投資信託などです。

あおむし家の運用商品は、

妻はeMaxisSlim全世界株式(オールカントリー)

夫はeMaxisSlim全世界株式(日本除く)

にしています。eMaxisSlim全世界株式を選択したのは、山崎元氏・水瀬ケンイチ氏の「ほったらかし投資術」という本を参考にし、以下の理由からです。

・長期投資することで資産を増やせる可能性が高い株式であるから。

・全世界の広い株式に、リスクを分散して投資できるから。

・信託報酬などのコストが安く、運用成績に与える影響が少ないから。

・商品を一つに絞ることで、管理の手間を無くせるから。

加えて、全世界株式でも妻はより分散が効いたオールカントリー、夫はあまり日本の成長に期待していないので日本除くを、それぞれ選択しています。(運用成績の差はほとんどありませんが)

 

 

積立NISAの証券口座は、夫婦ともに楽天証券を使っています。口座開設に手数料のかからないネット証券で、かつ楽天銀行や楽天カードなどの楽天サービスを使っているので、楽天証券を選びました。口座開設から運用商品の選択、積立設定の完了までの作業時間はトータル1時間もかからないので、サクッと口座開設をすることができます。

www.rakuten-sec.co.jp

・ジュニアNISA

⇒積立NISAと同時に、子どものジュニアNISAも3年間積立しています。ジュニアNISAは、年間上限80万円までを非課税で運用できる制度で、商品は個別株、投資信託、ETF(株式市場で取引できる投資信託)など幅広いです。

ジュニアNISAは制度としては今年2023年までなのですが、廃止後も18歳までなら運用を続けることができるため、あおむし家では子どもの進学費用(大学まで行く場合)または就職後の生活防衛資金(高卒で就職する場合)として準備しています。

あおむし家の運用商品は、

eMaxisSlim全世界株式(オールカントリー)50%

SBI・V・全米株式インデックスファンド45%

大和‐iFREEレバレッジNASDAQ100が5%

です。あおむしの投資方針がブレていた時期があるため、いろいろごちゃまぜになっています笑。現在は、全世界と全米を1:1の割合で毎月積立しています。

全世界だけでなく全米も加えている理由としては、全世界よりも今後10~20年でみた成長率が高い見込みがあるから(現在は逆の予想も出ていますが)、セミリタイアで使うお金ではないためリスクをもう少し取れるからです。

証券口座は、同じくネット証券で口座開設に手数料のかからないSBI証券にしています。子どもの口座を楽天ではなくSBI証券にした理由としては、以下です。

・楽天サービスを使っていない。

・安い手数料で全米株式に投資できる商品がある。

ジュニアNISAの場合、口座開設には親の身分確認書類の提出などがあり、時間がかかります。今年がジュニアNISA最終年となるので、始める予定の方は余裕をもって口座開設を進めましょう。

www.sbisec.co.jp

・企業型確定拠出年金

⇒会社の制度で企業型確定拠出年金(企業型DC)に加入し、毎月積立しています。

企業型DCは、所属している会社が退職金の一部として採用する制度で、会社が毎月決められた額を拠出して積み立ててくれます。運用商品は、従業員があらかじめ用意された商品の中から自由に選ぶことができます。

あおむしの運用商品は、先進国株のインデックスファンドにしています。用意されている商品数が少ないため、外国の株式、手数料が安い、インデックスファンドの条件だとこれ一択になりました。

企業型DCは入社した時から加入しており運用期間は長いのですが、お金の勉強をして知識をつけるまでは元本保証の預金商品に積立していました。しかし、これは非常にもったいないことを知り、3年前に運用商品を見直し、外国株のインデックスファンドにしました。詳しくは理由などは、以下の記事に載せています。

aomushi1989.hatenablog.com

・夫の特定口座

⇒積立NISAやジュニアNISA以外に、あおむしは特定口座(税金がかかる口座)でも資産運用しています。

特定口座では株や投資信託などを売却したとき、利益に対して約20%の税金がかかってしまいます。積立NISAやジュニアNISAを満額積立したうえで、さらに余剰資金があったので、SBI証券に特定口座を開設し、毎月積立しています。

運用商品は、SBI・V・全米株式インデックスファンドにしています。アメリカという一国の情勢に依存しますが、10〜20年では世界の中で最も安定した成長が見込めてリターンが期待できるため、全世界株式よりももう少しリスクをとってこの商品を選びました。

全米株式がオススメされる理由は、厚切りジェイソン氏の「ジェイソン流お金の増やし方」で非常にわかりやすく紹介されています。こちらを一読してみて、アメリカ株が支持される理由が納得できたら、全米株式に挑戦してみるのも良いでしょう。

 

 

2024年から始まる新NISAの概要

現在は積立NISA、ジュニアNISA、特定口座で資産運用していますが、来年からは今のNISA口座はそのままに、新たな投資は新NISAの口座のみに一本化して行っていく予定です。新NISA制度の特徴をかいつまんで説明すると、以下の通りです。

・運用して出た利益は非課税。

・運用期間は無期限。

・年間投資枠で上限360万円まで投資できる。

・年間投資枠の中では、つみたて投資枠120万円と成長投資枠240万円がある。

⇒つみたて投資枠では、積立NISA同様の金融庁原潜の投資商品のみ買えます。成長投資枠では、それに加えて株式や投資信託、ETF(株式市場で売買できる投資信託)が広く買えます。

・生涯投資枠で上限1800万円まで投資できる。

・生涯投資枠の中では、成長投資枠は上限1200万円まで。

・生涯投資枠は、保有商品を一部売却することで、元本分の枠が再利用できる。

となっています。詳しくは、大本営の金融庁のホームページを見るのが良いです。

新しいNISA : 金融庁

新NISAの積立計画

引用:https://www.photo-ac.com/main/detail/26114175

新NISAの制度は至れり尽くせりで、個々人の様々なペースで資産運用の計画を立てることができます。枠の上限まで一括投資することもできれば、コツコツ積立投資することもできます。

その中で、あおむし家では積立投資というスタイルは継続していこう、というのが基本方針です。一括投資ではなく積立投資を継続する理由は、一度に多くの金額を投資に回すほどのリスク許容度が夫婦ともにないからです。

もしも夫婦ともに最初の五年間で満額投資できればその額は3600万円にもなりますが、その直後に暴落に見舞われてマイナス70%になったとしたら、その額は1080万円にまで減ってしまい、せっかくの安く買うチャンスも逃してしまいます。それにはとても耐えられそうにないと考え、ある程度の余剰資金は手元に残したまま投資を長く続けることを目標にしています。

積立という方針は守りますが、一方で積立ペースは夫婦で差を設ける予定です。

・妻の新NISA

⇒妻は現状の積立NISAと同じペースで積立投資を継続していく予定です。その理由は、以下の通りです。

・妻のリスク許容度がそこまで高くない。

⇒妻は資産運用に関してはあまり関心がなく、積立NISAの口座開設や毎月の積立設定はすべてあおむしが行いました。そのため、普段証券口座を見ることが無く、運用により発生する資産の上昇や下落に対する耐性が少ないです。

そのため、新NISAでも無理な増額はせず、今までの設定を継続して積み立てます。

・妻の収入の範囲で多くの余剰資金を捻出できない。

⇒妻の収入は夫の半分程度で、世間的には多いとは言えません。あおむし家では、生活費は基本的に自分が使う分は自分が出す、ということにしているため、収入が少ない分、毎月の余剰資金も少なくなります。

そのため、毎月の積立投資額も、生活費に影響がない程度に落としています。

・夫の余剰資金を使うと贈与になり、贈与税がかかる。

⇒余剰資金が足りないなら、あおむしの財布から出せば?と思うかもしれません。しかし、これには落とし穴があります。

投資などに使うお金に関しては、夫婦間でのお金の授受は法律上贈与として扱われ、その額が110万円を超えると贈与税の対象になってお金をとられてまいます。

気づかないうちに贈与をして、数年後の税務調査などでそれが判明し、税金の申告漏れで課徴金(いわゆる罰金)がとられる・・・という最悪の自体は避けたいため、リスク回避として夫婦間の資金移動はしていません。

・夫の新NISA

⇒一方で、夫の新NISAはできる限り余剰資金を投入して、資産運用の比率を拡大していこうと考えています。その理由は、セミリタイアまでにある程度の額を資産運用に回す必要があるからです。

あおむしは2026年末にセミリタイアする計画をしています。基礎生活費を資産運用でまかなうセミリタイアを達成するためには、少なくとも3000万円以上は資産運用に回している必要がある、という試算をしています。

一方で、この3年間は積立NISAやジュニアNISA、特定口座の運用をしてきましたが、いまのペースでは目標とする運用額には全く到達しません。この額に少しでも近づけるため、新NISAでは各NISAや特定口座への拠出額を一本化し、さらに毎月の入金額もリスク許容度の範囲内で増やそうと考えています。

それでも運用額3000万円到達は厳しいですが、少なくとも資産に占める現金の比率は年齢くらいのパーセンテージ(2026年末に37%)になるよう目指しています。

特定口座はどうするか?

特定口座でも資産運用をしていますが、このお金をどうするかという問題があります。

具体的には、新NISAと同時に特定口座は全額売却して初年度の新NISA枠に使うのか、特定口座を運用し続けるのかの二択になります。この問題は判断が難しく、どちらの方法も得するパターンもあれば損するパターンもあります。

現状のあおむしの方針としては、運用期間を長くとることを目的に、特定口座での運用は新NISA開始後も続けていくつもりです。ただし、余剰資金は新NISA枠に使うため、特定口座への新たな積立は中止します。そして、将来的に特定口座への課税が強化されそうになったら、増税前に売却し、そのお金を新NISAの資金に充てるつもりです。

見直しは適宜行う

ここまでの方針をまとめると、

・妻の新NISAは今のペースでコツコツ続ける。

・夫の新NISAは入金額を上げて資産形成を加速する。

・特定口座は売却せず増税前まで保有し続ける。

となります。しかし、これはあくまでも現状の方針です。新NISAの運用前後で制度に見直しが加わったり、株式市場の混乱などであおむし家の資産運用状況が大きく変化したときなどは、適宜この方針を見直していこうと思います。また、こういったことが無くても、年に1度は自分自身の資産運用状況の振り返りと、方針継続の判断をしていくつもりです。

引用:https://www.photo-ac.com/main/detail/25532140

最後に

あおむし家の資産運用計画について紹介しました。

資産状況は家庭によって異なるので、あおむし家のケースがそのまま参考になるわけではありません。しかし、この計画で紹介した方針をもとに、自分にとって合っているもの/合っていないものを考えて、商品選択や積立額を考えていく材料になるはずです。ぜひ2024年からの新NISAに活用して、ご自身の資産形成の役に立ててください。

ではまた。