あおむしはこれまでに、様々なサブスクリプションサービス(月額でお金を払って加入するサービスのこと)に加入していました。しかし、それらはセミリタイアを目指して節約生活を始めた中で見直し、その数を3つまで減らしました。
今回は、あおむしがやめたサブスクと続けているサブスクを、理由とともに紹介します。
あおむしがやめたサブスクと理由
新聞(月額4000円)
会社に入社したての頃、社会人はみんな経済新聞を読む、みたいな風潮に流されて、新聞を読む習慣もないのに加入しました。最初のうちは、ビジネスニュースを毎日読むのは「社会人になった」気がして気分が良かったですが、新聞を読む習慣は結局身に付きませんでした。
また、新聞などで流れるニュースは、基本的に無料のサービスで代替することができます。一般ニュースならYahooニュースで十分ですし、経済ニュースは楽天証券を利用すれば無料で日経テレコン(楽天証券版)を読むことができます。本家の日経新聞に比べてすべての記事が読めるわけではありませんが、それでも情報源としてはこれで十分です。
これらの理由から、月額4000円以上のお金を払うのはバカバカしく感じ、新聞は解約しました。
DAZN(年額30000円)
あおむしは以前サッカー観戦(Jリーグ)が趣味だったため、遠くて見に行けないアウェーの試合などはDAZNに加入して観戦していました。
しかし、節約生活を進める中で自分の趣味を見直した結果、サッカー観戦の優先度はそこまで高くないことがわかり、趣味としてやめることを決意しました。それに伴って、毎月1500円ほどで加入していたこのサービスもやめました。(最近はさらに値上げして、年額30000円になっているとか・・・高すぎる)
ビジネススクール(月額約2000円)
これは会社で加入していたため、私がお金を払っていた訳ではありません。某有名ビジネススクールの動画配信サービスに入っていました。契約期間の間、準備された研修動画が見放題になるというものでしたが、意識低い系のあおむしは最初の1週間だけ見て、やめてしまいました。
動画自体はビジネスをする上で確かに学びがあるものなのですが、それを勤務時間外にやるとなると、家族との時間や趣味の時間を優先したいため、見る時間は作りませんでした。
会社では若手社員は全員加入で、1年間は強制でした。おそらく自分のように途中で見るのをやめてしまった人も多いと思われ、「マジで無駄なことに金かけてるな・・・」と感じました。それなら給料を上げてくれた方が頑張れます笑。
Spotify(月額980円)
以前は通勤中に音楽を聴くこともあったため、様々な楽曲が聴き放題になるSpotifyに加入していました。
しかし、セミリタイアを目指すようになってからは、通勤中はYouTubeで本要約動画を聴いたり、Voicyでお金や節約のことを発信している方の配信を聴いたりするようになり、音楽を聴く機会が激減しました。(いずれも無料で利用できます。)
このため、毎月お金を払って音楽を聴くことに価値を感じなくなり、Spotifyは解約しました。
Kindle-unlimited(月額980円)
洋服にお金をかけていた頃、ファッション雑誌の見放題に惹かれて加入していました。ファッション雑誌の他にも、様々な種類の本も読むことができ、私は自己啓発本やビジネス書も読んでいました。
しかし、これもセミリタイアを目指すようになってから、服の数を減らして服だけミニマリストになったので、ファッション雑誌を見る必要がなくなり、解約しました。
また、自己啓発本やビジネス書は、図書館で借りれば無料で読むことができます。紙の本を読むのは、スマホの強い光の刺激と小さい文字で本を読むよりも目に優しいです。最新の本はなかなか読めませんが、あおむしは新しい本よりも、むしろ良いレビューが多い名著を読みたい派なので、全く問題になりませんでした。
レンタルサーバー(月額980円)
実はこのブログを始める前にも、ブログに挑戦したことがあります。その時はワードプレスで一からブログを作り上げ、サーバーも自分で契約してやっていました。
しかし、ワードプレスだとブログのカスタマイズなどを全て自力でやらなければならず、デザインにこだわりだすと記事を書くよりもカスタマイズに時間をとられました。
また、サーバーを契約して使える独自ドメインは見栄えがいいですが、その分集客は自力でやらなければならず、アクセス数が全く伸びずにモチベーションの維持も難しかったです。
こういった理由から次第にブログを続けられなくなり、最初のブログをやめてしまいました。それに伴って、このレンタルサーバーも解約しました。一年前払いしたのに、続いたのはわずか3ヶ月でした笑。
Amazonプライム会員(年額4900円)
Amazonプライム会員になると、Amazonのお急ぎ便が利用できたり、Amazonの様々なサービス(プライムビデオ、プライムミュージック、プライムリーディングなど)を利用できます。
あおむしもお急ぎ便とプライムビデオはよく利用していましたが、節約で固定費を少しでも削りたかったため、思い切ってやめてしまいました。他に比べてよく使っていたサブスクでしたが、いざやめてみても、生活に大きな影響はありませんでした。
お急ぎ便は、正直無くても2〜3日後には商品が届きます。どうしてもすぐに必要なものは、コンビニなどで買えば良いです。
プライムビデオはアニメなどを観るために利用していましたが、常に契約して毎週の放送を観るよりも、長期休暇のタイミングでスポットで契約して、一気観すれば良いです。最新の話を追ってSNSで感想を共有することはできなくなりましたが、そのぶんSNSへの投稿内容を気にせず、作品自体を楽しめるようになりました。
クレジットカード会員(年額1100円)
ポイント還元率が高かったり、新幹線などのサービスが安く乗れたりするクレジットカードを契約していましたが、これらも解約しました。
節約生活をする上では、そもそも買い物の数が少なくなるのでポイントは貯まりにくくなります。また、新幹線を利用することも最近はほとんど無くなりました。
今はメインのクレカで楽天カード、サブのクレカでPayPayカードを利用しているだけで、いずれも年会費は無料です。楽天カードは楽天市場でふるさと納税をする時にたくさんポイントが得られますし、PayPayカードは公共料金の支払いでポイント還元率が楽天カードよりも高く、ポイントの使い道もPayPayならたくさんあります。この2枚の無料のカードがあれば、今の節約生活では充分です。
アルバス(月額242円)
子どもが生まれてから日々の記録を残し、アルバムにするため、アルバスを利用していました。
アルバスは毎月8枚までの写真(正方形)が送料の242円だけでプリントできます。送られてきた写真はアルバムにはさむことで、子どもの成長記録を生まれてから1年間分つくっていました。
しかし、これも子どもが一歳を迎えた時にやめました。理由は、月額242円とはいえお金をかけて写真をプリントしなくても、LINEのアルバムなどで家族で子どもの写真を無料で共有できるからです。写真をためておいてその気になれば、後からプリントしてアルバムを自作することもできます。
今ではスマホやミラーレスカメラで子どもの日々の写真をとり、それをクラウドやLINEのアルバムで家族と共有したり、個人ではカウントダウンアプリの「TheDayBefore」のメモ機能に残したりしています。アルバスだと毎月8枚まで写真を厳選しないといけないですが、デジタルデータならそんなことを気にせずいくらでも残せます。
節約効果
これらのサブスクに入っていた期間ややめた時期はバラバラですが、仮に全て同時にやめたとすると、その節約額は年間122184円になります。(会社のお金でやっていたビジネススクールは除く)
このようにサブスクの料金は一つ一つは大したことがなくても、チリも積もれば山となるで、複数加入しているとその額は膨れ上がります。
逆に言うと、複数のサブスクに入っている方は、それらをまとめてやめてしまえばかなりの節約効果があり、浮いたお金を貯蓄や投資に回すことができます。
あおむしが浮かせた年間約12万円を、年利4%の投資にまわして20年運用すれば、その額は363万円にもなります。ここまでいかなくても、毎月1000円のサブスクを一つやめるだけでも20年で35万円の効果があります。
あおむしが続けているサブスクと理由
サブスクを見直し、その多くをやめたあおむしですが、以下3つのサブスクだけは価値があると判断して続けています。
マネーフォワードMEプレミアムプラン(年額5300円)
あおむし家では毎月の支出管理に家計簿をつけています。家計簿はスマホアプリのマネーフォワードMEを使っていて、年額5300円(月額だと500円)のプレミアムプランに加入しています。
マネーフォワードMEのプレミアムプランに加入すると、無料版だと4つまでしか連携できない口座(クレカや銀行口座、証券口座などの総称)を無制限に連携させることができます。また、連携する口座の更新も一括で行うことができるようになります。
あおむし家ではほとんどの支払いをクレジットカードや銀行口座の引き落としで対応しているため、口座を連携していればほぼ自動で家計簿を作ることができます。無料版の連携口座数4つでは一人で使うのも厳しいですが、口座数無制限のプレミアムプランなら夫婦でアカウントを共有して家計簿を作ることができます。
家計簿を作る負担を大幅に減らしてくれて、夫婦でお金のことを日々共有することができることに大きな価値を感じたため、このプランはこれからも続けます。
1Password(年額約4000円)
パスワード管理アプリの1Passwordも、あおむしが続けている数少ないサブスクです。
年間30ドル(円換算で約4000円)で、無制限にパスワードをセキュリティが確保されたクラウド上で管理できるサービスです。
たくさんのサービスやサイトを利用していると、それだけたくさんのパスワードを管理する必要があります。これは非常に大変ですが、面倒くさがって同じパスワードを使いまわしたり、スマホのメモ帳などセキュリティが無いところに保管していたりすると、どこかで情報漏洩したりスマホが盗まれたりすると様々なところから個人情報や大切な資産が盗まれる危険性があります。セミリタイアを目指して資産が増えてくると、一度の情報漏洩で人生が一発アウトになるインパクトがあります。
これを回避するためにも、1Passwordを導入しています。1Passwordに入るためのマスターパスワードさえ管理をしっかりしておけば、他のパスワードは1Password上で管理されているので覚えておく必要がありません。
また、パスワードと共にサイトのURLを登録しておけば、そのサイトに行ったときにパスワードを自動入力してくれる機能もあり、便利です。
さらに、新たにログイン情報を作ったりパスワードを変更したりしたいときも、1Password側で複雑なパスワードを自動生成してくれるので考える必要が無く、助かります。
このようにセキュリティが強固になるだけでなく、このようにパスワード周りの面倒くさい作業も代行してくれるため非常に利便性が高く、サブスクとして続けることに大きな価値を感じています。
はてなブログPro(年額8200円)
今やっているブログは、はてなブログProに入っています。はてなブログProは年額8200円(月額だと1008円)かかりますが、はてなブログの自動広告を消せたり、ブログのヘッダーやフッターなどを消せたり、トップの表示方法を変えられたり・・・と、特にデザイン面で様々なメリットがあります。
以前のブログでは、ワードプレスを使って自力でデザインをなんとかしようとした結果、肝心のブログ更新がおろそかになり挫折してしまいました。しかし、はてなブログProでは、これらのデザイン設定はボタン一つで設定したり、ネットでカスタムCSSをググって適用したりするだけで実現できてしまうので、本来のブログ執筆に集中できる環境が整っています。
ブログ自体も、ワードプレスからはてなブログにしてよかったと感じています。はてなブログではタグやグループなどの機能や、ポータルサイトでの紹介などがあるため、ワードプレスで独自ドメインでやっていた頃よりもアクセスが多いです。アクセスが多かったり、はてなスターがもらえたりするととても嬉しく、ブログを続けるモチベーションにもなっています。
このように、はてなブログProにはブログ執筆環境の構築という点で非常に大きなメリットがあると感じたため、ブログ開始当初から加入しています。1年契約にしたので、今回はしっかり続けていきます!
最後に
あおむしがやめたサブスク、続けているサブスクの紹介でした。サブスクをやめればその分だけ節約になりますし、価値を感じたサブスクを続ければ暮らしやすさは大きく改善します。
この機会にご自身が加入しているサブスクを見直してみて、お金と利便性を天秤にかけて今のサブスクをやめるか続けるか考えてみましょう。
ではまた。