現代の日本で、一般的な家庭が経済的に豊かな生活を過ごすためには、
貯金や投資といった資産形成をすることが必須になっています。
資産形成するためにやるべきことは、
1.節約をして、使うお金を減らすこと
2.お金の運用を見直して、お金を増やすこと
3.収入を増やすこと
の大きく3つになります。
このうち、1の節約と2のお金の運用は
特にスキルや経験が無くても、知識をつければすぐ実践できます。
今回は、誰でもできる節約とお金のことについて21選を
・まずは必須でやって欲しい節約3選
・効果の大きい節約とお金のこと17選
・最強の?1選
の順で紹介します。
この記事では要点のみ紹介し、詳細は各記事に譲ります。
- 紹介する節約やお金のことのポイント
- まずは必須でやって欲しい節約3選
- 効果の大きい順に紹介!節約とお金のこと17選
- 1.車を手放す(難易度:★★★★★)
- 2.積立NISAを始める(難易度:★★)
- 3.会社のお得な制度を活用する/不要な制度をやめる(難易度:★★★)
- 4.安い賃貸に引越す(難易度:★★★★★)
- 5.自炊する(難易度:★★★)
- 6.満足度の低い趣味をやめる(難易度:★★★)
- 7.服を減らす(難易度:★★★★)
- 8.よく使う支出を現金管理する(難易度:★)
- 9.コンタクトをやめる(難易度:★★)
- 10.テレビを手放す(難易度:★★★★)
- 11.買い物系アプリを削除する、ポイントカードを捨てる(難易度:★)
- 12.水筒を持参する(難易度:★)
- 13.小型冷蔵庫を使う(難易度:★★★)
- 14.図書館で本を借りる(難易度:★★)
- 15.1000円カットにする(難易度:★★★)
- 16.楽天でふるさと納税する(難易度:★★)
- 17.不要なサブスクを解約する(難易度:★★)
- 最強の?1選(難易度:★★★★★★★)
- 最後に
紹介する節約やお金のことのポイント
この記事で紹介する節約やお金のことは、
・一度やってしまえばずっと効果があり
・節約の場合は毎月 数千円~数万円
・運用の場合は20年で+数十万円~が現実的に期待できる
ものです。
一方で、この記事では以下は紹介しません。
・労力のわりに効果の小さい節約法
例)電気をこまめに消す、安いスーパーを回る、風呂水を使い回す
・ギャンブルに近かったり高度な知識が必要なお金のこと
例)仮想通貨やFXで一発あてる、相場を読んで個別株投資をする
紹介する節約やお金のことの各項目では、
・関連記事へのリンク
・年間の節約効果
・浮いたお金を年利4%で20年資産運用した場合の金額
・節約やお金のことの概要やポイント
の4つを紹介します。
最初はハードルが高く感じるものもあるかもしれませんが、
生活に取り入れてしまえば普通に感じ、継続できるものばかりです。
ぜひ、ご自分のペースで少しずつ取り入れてみてください。
まずは必須でやって欲しい節約3選
これまで節約したことが無い方にも向けて
まずは必須でやって欲しい、簡単で効果の大きい節約3選を紹介します。
この3つをやるだけでも、年間20万円程の節約効果があります。
節約は、簡単で効果の大きいものから始めると取り掛かりやすく、
なおかつ節約効果も実感できるため、その後の節約やお金のことを行うモチベーションに繋がります。
1.電力会社を乗り換える(難易度:★)
年間の節約効果:0.6万円
⇒毎月の電気代を500円削減
20年運用効果:17万円
電力会社やプランは、エネチェンジ というサイトで簡単に乗り換えられます。
手続きの時間は、トータル30分もかかりません。
わずか30分の手続きで電力会社を乗り換えれば、
その後の電気代を毎月500円~1000円程度、ずっと安くできます。
節約額は小さいですが、とにかく労力がかからずコスパが良いです。
エネチェンジのリンク
2.ネットをスマホのテザリングにする、格安SIMにする(難易度:★★)
年間の節約効果:15万円
⇒毎月の通信費(ネット+夫婦携帯)を17000円⇒4500円に削減
20年運用効果:446万円
あおむし家では
・インターネット回線は解約して0円
・夫のスマホ回線は楽天モバイルで月額3278円
・妻のスマホ回線はHISモバイルで月額990円
・ネットは夫のスマホのテザリング機能で接続
することで、月の通信費を17000円から4500円程度(通話料込み)にまで削減しました。
(現在はネット無料に引越したため、夫もHISモバイルにしています)
スマホ回線の乗り換えは、手続き自体は1時間程度で完了します。
また、インターネットの解約も手続き+回線の撤去工事でトータル半日程度です。
手続きは多少複雑にはなりますが、一度やってしまえばその後の通信費を大きく削ることができ、非常にコスパが良いです。
テザリングでは、以下の機器を同時に接続しています。
スマホが発熱するのと、たまに動画が遅れる程度で、不便さは感じませんでした。
・妻のスマホ
・PC
・FireTV
・プリンター
・ゲーム機
楽天モバイルのリンク
HISモバイルのリンク
3.無駄な保険をやめる(難易度:★★★)
年間の節約効果:6万円
⇒毎月の保険料を10000円⇒5000円に削減
20年運用効果:178万円
民間の保険に毎月5000円以上の掛け金を払っている場合は、
無駄な保険に加入していないか見直してみましょう。
具体的には、以下の民間保険の解約を検討します。
・貯蓄型保険(年金保険)、学資保険
⇒貯蓄は銀行で、投資は証券会社で十分。どっちつかずでコスパが悪い。
解約返戻金で損するかもしれないが、勉強代だと割り切る。
・医療保険
⇒貯金があるなら、貯金と公的保険で十分。
・(独身の方)生命保険
⇒亡くなってしまっても、生活に困るパートナーや子どもがいない。
特に、若い頃に何となく加入してしまった保険はいらない可能性が高いです。
最近の保険は、解約はネットや電話で簡単に行える場合が多いので、サクッと解約してしましょう。
もしも解約のために窓口や電話で話す必要がある場合、
・やめる理由を聞かれたら「必要がなくなったからです」と伝えましょう。
・別の保険を勧められたら「不要です」とキッパリ言って断ります。
効果の大きい順に紹介!節約とお金のこと17選
必須の節約3選をやった後は、以下の節約やお金のこと17選を
・やってみたい!と思ったもの
・ご自身のライフスタイルや価値観で取り入れやすいもの
から挑戦するのがオススメです。
いずれも一度やってしまえば効果が続くものばかりなので、
好きな順番で生活に取り入れてみてください。
1.車を手放す(難易度:★★★★★)
年間の節約効果:54万円
⇒ガソリン代が毎月1万円の普通自動車(10年で買換え)を1台手放す場合。
20年運用効果:1562万円
所有物の中で、最もお金がかかるのが車です。
普通自動車を1台手放すことで、
・購入費用
・ガソリン代
・自動車税
・保険料
・車検・点検費用
が無くなり、年間で約50万円が節約できます。
以下の選択ができる方は、車を手放すことを検討しましょう。
・休日しか車を使わない
・通勤でも車は使うが、職場近くに引越したり転職すれば車がいらなくなる
・自分かパートナーの車、どちらか1台あれば生活は事足りる
いきなり車を手放すのが難しい!と思う方は、
車を使わない生活を試してみることをおススメします。
例えば、あおむしの場合は
自分の車を使わないで生活に支障がないか検証するのに1か月
妻の軽自動車の乗り心地に慣れるのに半年
かけて、自分の普通自動車を使わない期間を作り、最終的に手放しました。
また、車を手放す場合、
・中古車として売却する
・家族や知人に譲渡する
といった方法があります。
あおむしの場合は、車の買い替えを検討していた兄弟に譲渡しました。
譲渡手続きは、売却するよりも複雑です。
冒頭の記事では譲渡手続きの方法を時系列で紹介しているので、譲渡を検討している方はご参考ください。
2.積立NISAを始める(難易度:★★)
年間の節約効果:-
20年運用効果:1157万円
⇒年40万円積立で計算。
節約で浮いたお金は、積立NISA制度を利用して資産運用に回します。
あおむしのオススメする方法は、
・投資信託のeMaxisSlim全世界株式(オールカントリー)を毎月積立設定で購入
することです。
楽天カードや楽天銀行などの楽天サービスをよく使う方は楽天証券を、
それ以外の方はSBI証券を選んでおけば、間違いないです。
eMaxisSlim全世界株式(オールカントリー)をオススメする理由は
・全世界に広く分散された株式である
・全世界の株式指数に連動したインデックスファンド
・手数料が0.1%と低い
・純資産額が1兆円を超えて償還リスクが低く、流動性が高い
からです。
全世界などの広く分散されたインデックスファンドを20年以上の長期間運用すれば、これまでの歴史上は高確率で資産を増えたことが、研究により判っています。
資産運用の経験が少ないうちは、勝率が高く実績も多い商品に投資することが、合理的だと言えます。
もちろん、これまで大丈夫だからと言って、今後も大丈夫とは限りません。
投資は自己責任です。たとえ損失が出ても、誰も責任を取ってくれません。
だからこそ、しっかり勉強し、自分が理解・納得した商品を選択して運用することが大切です。
eMaxisSlim全世界株式(オールカントリー)をオススメする理由の
意味が分かる程度までは、以下の本を読んで勉強してみるのも良いでしょう。
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3.会社のお得な制度を活用する/不要な制度をやめる(難易度:★★★)
年間の節約効果:20.6万円
⇒5万円分のポイント利用+財形貯蓄月1万円と持株会月3000円をやめる。
20年運用効果:668万円
⇒上記の20.6万円に加え、確定拠出年金で月5000円を定期預金から外国株インデックス(年利4%想定)に変更して運用。
会社には福利厚生や資産形成を助ける制度がいくつも用意されています。
その中から必要なものを取捨選択できれば、節約と資産形成に役立ちます。
会社員の方で、福利厚生でカフェテリアプランが採用されていれば、
毎年必ずポイントを使い切りましょう。
カフェテリアプランとは、毎年付与されるポイントを
1ポイント=100円などのレートで金銭的補助を受けられる制度です。
オススメのポイント使い道ベスト3は
1.住宅費用や家賃の補助
2.教育費用や介護費用の補助
3.旅行費用の補助
です。
生活に必須の支出に対する補助があれば、そこから優先的に使い
余ったポイントは趣味のために使います。
また、入社と同時に何となく入っていた制度を見直すのも効果的です。
あおむしの場合は
・毎月1.3万円を拠出していた持株会と財形貯蓄を解約
・企業型確定拠出年金の運用商品を、定期預金から外国株式のインデックスファンドに変更
しました。
持株会と財形貯蓄を解約して浮いた1.3万円は、
より将来の資産形成に役立つ積立NISAにまわしています。
4.安い賃貸に引越す(難易度:★★★★★)
年間の節約効果:18万円
⇒家賃を月1.5万円節約した場合。
20年運用効果:536万円
固定費の中で、最も大きな割合を占めるのが住居費です。
物件探しや引越し、手続きなど難易度が高いですが、長期で大きな効果があります。
あおむし家の場合、
物件をしっかり選定し、安い賃貸に引越したことで
・年間20万円の節約に成功
・夫婦の通勤が楽になった
・育児も夫婦で分担できるようになった
・部屋を広々と使えるようになった
など、お金以上のメリットを得ることができました。
家賃を減らす目的の引越しは期限が無いので、
物件探しは日ごろから賃貸サイトをチェックして、のんびり探すのがオススメです。
また、日ごろから一緒に住んでいる家族やパートナーに
家賃を減らすために引越したいということを伝えておくと
良い物件を見つけた後の引越し決断~行動開始がスムーズになります。
冒頭の記事「住居費を年間20万円節約!3人家族が安い賃貸へ引越した時の全記録」にて、
・引越し前後にやったこと
・引越し時の思わぬトラブルと対処法
・安い賃貸に引越した効果
を時系列で紹介しているので、引越しを検討している方は是非ご一読ください。
5.自炊する(難易度:★★★)
毎年の節約効果:12.5万円
⇒平日の食費(年250日)を1日当たり500円節約で計算。
20年運用効果:372万円
食費は毎月の生活費の中で、大きな割合を占める項目です。
外食やお弁当を買っていると、気づかないうちに食費が膨れ上がります。
少なくとも平日は、家で自炊するようにしましょう。
忙しい場合は、休日に作り置きしておくのもオススメです。
あおむし家の場合は、
・平日は時短勤務の妻が夕食を自炊
・休日は夫が安くて簡単に作れるパスタなどを自炊
・外食は月に1万円まで利用
で、外食・医療費・日用品を含めた食費は3人家族で毎月5~5.5万円です。
総務省の調査だと、3人家族での上記費用は平均7.5万円なので、
平均より1.5万円程節約できていることになります。
6.満足度の低い趣味をやめる(難易度:★★★)
年間の節約効果:12万円
⇒月1万円かかる趣味をやめる場合。
20年運用効果:357万円
自分の趣味を見直し、満足感の低い趣味は思い切ってやめましょう。
あおむしの場合は、
以下の方法で趣味の費用を年間26万円削減しました。
・6つあった趣味を満足度でランキング化
・満足度の低い下2つの趣味を断捨離
・満足度の高い上4つの趣味も、支出するポイントを絞る
支出するポイントを絞るとは、具体的には以下のようにしたことです。
外食
⇒毎月1万円の予算を決めて、予算内に収まるように安いお店に行くか、外食の頻度を2週に1回に落とした。
衣服
⇒持っていた服を60着から16着に断捨離し、服の買い替え費用を減らした。
プラモデル
⇒集めていた3つのシリーズのうち、興味の薄かった1つのシリーズのプラモ購入をやめた。
アニメ・本
⇒本は図書館で借りた。
⇒アニメはプライムビデオの年間契約を解約し、年末だけ加入して一気見した。
また、お金のかかる趣味をやめるだけでなく、
お金がかからない趣味を見つけたり、
お金になるような趣味を見つけることもオススメです。
あおむしの場合は、今年から新たにブログ執筆を趣味にしています。
ブログ執筆は、
・初期費用が掛からない
・収益を得れば生活の足しにもなる
・自分の経験を発信できて楽しい
・ライティングスキルがついて仕事でも役立つ
と節約とも非常に相性の良い趣味です。
今ではブログ執筆が一番楽しく、最も時間を費やす趣味になっています。
7.服を減らす(難易度:★★★★)
年間の節約効果:7万円
⇒年間の衣服代を12万円から5万円に削減。
20年運用効果:357万円
一人が持つ服は、50~100着といわれています。
しかし、これは多すぎです。
あおむしは持っている服を徹底的に断捨離し、
今は16着しか持っていませんが、生活するうえで支障はありません。
衣服の内訳は、
アウター 3着
トップス 8着
ボトムス 5着
です。
服の数が少なくなれば、衣服費も大きく減らせます。
衣服16着に加えて下着や靴、小物を1~3年で買い換えています。
これら全て合わせても、年平均で5万円程の出費に収まっています。
他にも衣服を減らすことで
・コーディネートが固定化され、毎朝悩むことが無い
・本当にお気に入りの服だけを着れて、快適&満足度が高い
・衣服に占拠されていたスペースが空く
・他のモノを断捨離するキッカケにもなる
といったお金以外の効果も得られます。
家のモノを減らそう!と考えている方は
まずは服から見直してみることをオススメします。
8.よく使う支出を現金管理する(難易度:★)
年間の節約効果:5.4万円
⇒毎月の支出を4500円節約した場合。
20年運用効果:160万円
食費や日用品などのよく使う支出は、
毎月使う予定額を財布に入れ、あえて現金管理するのがオススメです。
昨今はクレジットカードやQRコードなどのキャッシュレス決済で支払うと、ポイント還元なども享受できて得です。
しかし、キャッシュレス決済はお金を使っている感覚を忘れがちです。
特に食費は、知らぬ間に買い物の数やついで買いが増え、
気づいたら月末に予算オーバー・・・
ということがあおむし家では結構ありました。
そこで、食費と日用品に使うお金は現金管理にしたところ、
・残額がリアルタイムでわかる
・残額を気にして、買い物の数やついで買いを抑えられる
・限られたお金で何を買うか知恵を絞るようになる
といったメリットがあり、再び食費が予算内に収まりました。
目の前のお得に惑わされず、
支出全体(時には家計全体)で抑える工夫も、節約で大切な考え方です。
キャッシュレス決済で5万円の支出から
1%のポイント還元を受ければ500円お得ですが、
現金管理で無駄買いを減らして支出自体を4.5万円にすれば、
還元分を差し引いても4500円お得なのです。
9.コンタクトをやめる(難易度:★★)
年間の節約効果:4万円
20年運用効果:119万円
コンタクトレンズをやめて、メガネにします。
コンタクトレンズを使っていると、
・レンズ代金
・ケア用品
・眼科の受診代
といった費用が掛かり、あおむしの場合は年間4万円かかっていました。
コンタクトからメガネにすることで
・コンタクトにかかる費用を丸々節約できる
・メガネは数年に1回、5千円~3万円の買い換え費用のみ
・コンタクト着用による眼の渇きやダメージが無い
・コンタクトの着脱・洗浄の手間が無い
といったメリットがあります。
また、メガネはJINSの1万円のものを愛用しています。
JINSは
・5千円~1万円の価格帯でラインナップが豊富
・全国に店舗があり、修理に出しやすい
・オンラインストアの試着機能が優秀で、欲しいものを絞ってから店舗に行ける
といったメリットがあります。
お手頃なメガネを数年で買い換えるもよし、
こだわりの1本を見つけて長く愛用するもよしです。
ちなみにあおむしは、1万円のメガネを8年間使い続けています。
多少の使用感はありますが、頑丈でまだまだ現役です。
JINSのリンク
10.テレビを手放す(難易度:★★★★)
年間の節約効果:4万円
20年運用効果:119万円
あおむし家では55インチの大型テレビを断捨離し、
現在は20インチの小さなテレビがあるだけです。
テレビを手放すと
・購入費用
・電気代
・(テレビをすべて手放せば)NHK受信料
を節約できます。
あおむし家の場合、55インチの大型テレビを1台手放して、
年間4万円程の節約になりました。
また、
・テレビCMを見なくなり、購買意欲を刺激されにくい
・子どもが近づくことによる視力低下や事故を防止できる
・掃除が楽になる
といったメリットもあります。
テレビを手放すことに抵抗がある場合は、
テレビを別室に隔離して、テレビを使わない生活試してみる
ことがオススメです。
テレビが無くても生活できればそのまま手放し、
無くてはならないものだと感じたら、また戻せばよいです。
11.買い物系アプリを削除する、ポイントカードを捨てる(難易度:★)
年間の節約効果:3.6万円
⇒毎月無駄な買い物を3000円減らした場合。
20年運用効果:107万円
・スマホの買い物系アプリ
・財布の中のポイントカードやメンバーカード
これらは、無駄な買い物の呼び水です。
ポイントカードやメンバーカードがあると、
「もう1個買えばポイント還元がUPする」とか
「ポイントの有効期限が来る前に買い物しなきゃ!」
という気持ちになります。
また、ショッピング系アプリがスマホに入っていると、
暇なときについつい覗き、セールの広告を見て
「今がお得だから買っちゃおう!」
という気持ちになります。
しかし、これらは無駄な買い物になることが多いです。
大抵のものは、買った後に後悔しているはずです。
無駄な買い物をしないためには、
そのキッカケとなるポイントカードやメンバーカード、アプリなどを一掃しましょう。
ポイントカードやメンバーカードを捨てれば、
ポイントや特典がつかない分、数百円ほど損するかもしれませんが、
その代わり数千円~数万円の無駄な買い物をしないで済みます。
また、アプリは本当に欲しいモノを買う時だけダウンロードしなおせばよいです。
アプリを見なければ、セール広告で購買意欲が刺激されず、
欲しいモノがある時も、アプリのダウンロード中に
「本当に必要か?」を考える時間が作れます。
12.水筒を持参する(難易度:★)
年間の節約効果:3.3万円
⇒年230日、180円のペットボトル飲料購入をやめて、1瓶400円のインスタントコーヒーに変更。(約11日で1瓶消費)
20年運用効果:98万円
仕事する日に
・カフェでコーヒーをテイクアウト
・ペットボトル飲料を購入
している方は、水筒とインスタントコーヒーを持参すればドリンク代を節約できます。
冒頭の記事では、22歳で入社~60歳で退職までの38年間、
毎日のドリンク代をインスタントコーヒーに変える影響を調べました。
例えば、
毎日カフェで500円のドリンクを買うのと、
1瓶400円のインスタントコーヒーと水筒を使うのでは、
浮いたお金を年利4%で運用すると819万円もの差が生まれます。
飲み物を変えただけで、手取り年収の1~3年分にも相当する額が変わるのです。
毎日、何気なく使っているわずかなお金で
この差が生まれることは許容できるでしょうか?
これはドリンク代に限りません。
・毎晩1杯飲むお酒
・毎日1箱吸うタバコ
・毎日仕事終わりに、自分へのご褒美で買うスイーツやアイス
これらも同じだけの金額差を生み出します。
いきなりやめることはできなくても、
・毎日を週に1回にしてみる
・安いものに変えてみる
といったことで使う金額を抑えられます。
塵も積もれば山となる・・・のインパクトを感じたら、
ぜひ今日から、毎日使うちょっとした支出を見直してみましょう。
13.小型冷蔵庫を使う(難易度:★★★)
年間の節約効果:2.1万円
⇒冷蔵庫の購入費用(8年買い換え)10万円削減
食品ロス年間-12000円、電気代年間+3000円で計算。
20年運用効果:62万円
あおむし家は、3人家族で168Lの小型冷蔵庫を使っています。
週に2回の買い物+1回の生協の宅配で、容量は全く問題ないです。
冷蔵庫を小型のものにすることで、
・購入費用が抑えられる
・1週間分の食材しか入らず、使い切って食品ロスを減らせる
・スペースを取らない
といったメリットがあります。
小型冷蔵庫は省エネ機能が無いため、電気代は若干上がります。
しかし、購入費用と食品ロスが減り、総コストは小型冷蔵庫が安いです。
家族なら冷蔵庫は大きいモノが良いという
広告で刷り込まれた固定観念を払しょくするのは難しいかもしれません。
しかし、いざ小型冷蔵庫にしても、生活に困ることはないです。
次に冷蔵庫を買い換える時は、小型冷蔵庫も候補に入れてみましょう。
【商品リンク】
14.図書館で本を借りる(難易度:★★)
年間の節約効果:1.8万円
⇒毎月本一冊(1500円)の購入をやめて図書館で借りる場合。
20年運用効果:53万円
あおむしは、本はいつも図書館で借りています。
図書館なら無料で本を借りられ、書籍購入の費用が掛かりません。
読書が苦手な方にもオススメな図書館の活用法は
①Youtubeの本要約動画で気になった本を見つける。
②事前に気になった本と図書館で見つけた本を2~4冊まとめて借りる。
③通勤電車の中など、本を絶対読む時間を1日の中で作る。
④まずは1冊読み、つまらなければ途中で読むのをやめて別の本を読む。
⑤図書館に本を返却したときに、次の本をまた借りる。
の順で進めて、図書館に行く習慣を作ることです。
本を読むことで、様々な知識を得られます。
例えば、お金や節約の本を読んで行動に移せば、
書籍代をはるかに超える収入アップや節約効果を得ることも可能です。
15.1000円カットにする(難易度:★★★)
年間の節約効果:1.8万円
⇒散髪を2か月に一回4000円から3か月に一回1500円に。
20年運用効果:53万円
1回4000円の美容室や床屋から、1500円のカットに変えました。
また、髪形を短くして、通う頻度も2か月から3か月に1回にしました。
1000円カットに抵抗ある方もいるかもしれませんが、
・Google mapで評価の高いお店を選ぶ(可能なら★4以上)
・ツーブロックなどシンプルでサマになる髪形を指定する
・カット前に完成イメージの写真を1枚見せる
といった工夫をすることで、1000円カットでも失敗する可能性を下げられます。
16.楽天でふるさと納税する(難易度:★★)
年間の節約効果:1.4万円
⇒4万円分ふるさと納税で1.2万円相当の返礼品を2000円で入手
さらに+10%ポイント還元で4000円をバック。
20年運用効果:41万円
所得税や住民税を払っており、世帯年収300万円以上の方は
ふるさと納税を利用すれば自己負担額2000円でお得に買い物できます。
納税可能額は、以下のサイトで計算可能です。
さらに、楽天会員になって楽天市場でふるさと納税をすれば、
購入金額に対してポイント還元を受けられます。
楽天市場では定期的に楽天スーパーSALE等が開催されており、
この期間にふるさと納税を5自治体分購入すれば、
・楽天会員になる+1%
・楽天カードを利用する+1%
・ショップ買い回りにエントリー+4%
・その他キャンペーンへのエントリー+1~2%
・楽天サービスの利用(銀行、証券、モバイルなど)+0~5%
で10%前後のポイント還元を受けられます。
5自治体分としてるのは、
会社員の方がワンストップ特例制度を利用して
確定申告不要でふるさと納税できる自治体の上限数になります。
確定申告をする場合は、6自治体以上への納税も可能です。
あおむしオススメのふるさと納税返礼品を載せておきます。
納税先に迷ったら、この中からいくつか選ぶのも良いでしょう。
【注意】お住まいの自治体へふるさと納税しても返礼品は受け取れません。
①お米(茨城県境町)
②BOXティッシュとトイレットペーパー(栃木県小山市)
③節水シャワーヘッド(福岡県久留米市)
④アラジンのトースター(兵庫県加西市)
⑤1000円寄付(熊本県球磨村など)
1000円寄付は、
他で高額なふるさと納税をし、納税限度額内で買い回り数を稼ぐ場合に有効です。
裏技的な方法ですが、
ポイントで寄付額以上の還元が得られ
社会貢献もできるので
うまく活用しましょう。
17.不要なサブスクを解約する(難易度:★★)
年間の節約効果:0.6万円
⇒月額500円のサービス1つを解約。
20年運用効果:17万円
契約しているサブスクをすべて見直して、
・あまり使っていないもの
・満足感を得られないもの
は解約しましょう。
中には、契約したこと自体忘れているかもしれません。
毎月のクレジットカードや銀行の明細を見て、
不要なサブスクが無いか探してみましょう。
これまであおむしが解約したサブスクは、
・新聞
・動画配信サービス
・音楽配信サービス
・本読み放題サービス
・クレジットカード会員
・レンタルサーバー
など多岐にわたります。
1つ1つは月額数百円と微々たる金額ですが、
塵も積もれば山となるで、生活費を圧迫しています。
解約するサービスを1つ2つと増やしていけば、
その分節約効果も大きくなります。
サブスクを見直すときは
・そのサービスは今の自分には不要ではないか
⇒もう見ないビジネス新聞は問答無用で解約。
・他の無料のサービスで代用できないか
⇒本読み放題サービスは図書館で本を借りれば不要。
・もっと料金が安いサービスや方法が利用できないか
⇒動画配信サービスは年末だけ契約し、見たかったアニメを一気見する。
といったことを考えてみると良いです。
もちろん、自分にとって本当に必要なサブスクは残すべきです。
あおむしの場合は、
・1Password(パスワード管理アプリ)
・マネーフォワードMEのプレミアムプラン
・はてなブログPro
の3つは今も必要だと判断し、継続しています。
最強の?1選(難易度:★★★★★★★)
それは、人生におけるパートナーをみつけることです。
年間の節約効果:83万円~
20年運用効果:2471万円~
「え、それ節約なの?」と思うかもしれませんが、
パートナーの存在は、節約で最も大きな効果があります。
例えば、同居して家計を共有する場合、
年間で83万円~100万円の節約効果があります。
その内訳は、
住居費:36万円
⇒家賃月5万円×2部屋から家賃月7万円×1部屋に。
水道光熱費:6万円
⇒電気ガス水道で月1.5万円×2部屋から月2.5万円×1部屋に。
通信費:5万円
⇒1人分のネット回線(月4200円)を解約。
食費:12万円
⇒月4万円×2人から月7万円に。
趣味・娯楽費:24万円
⇒月3万円×2人から月2万円×2人に。
(条件次第)税金や健康保険料などの負担:17万円
⇒どちらかの扶養に入る。条件は以下2つを満たした場合。
・どちらかの収入が年間103万円以下
・もう片方が社会保険に加入し、収入が倍以上ある
また、共働きすれば世帯収入も増加します。
家計を共有して、生活費の増加分以上に稼ぎが増えれば
資産形成のスピードは当然上がります。
さらに、お金以外では
・一緒にいることで生活が楽しくなる(ケンカする時もありますが・・・)
・どちらかが病気など苦しい状況でも、もう片方が支えられる
・将来の夢や目標を共有できる
といったメリットもあります。
ただ、その難易度は他のどの節約よりも難しいです。
なぜなら、
・パートナーを探し
・パートナーになってもらうために交際し
・パートナーとなったら人生の目標を共有し
・その達成のためにパートナーと協力し
・そして、パートナーと良好な関係を維持する・・・
これらのミッションをすべてクリアする必要があるからです。
あおむしは、妻にセミリタイアのことを打ち明けて以来
毎月、夫婦で将来や家計について相談する時間を作り、
そこで節約やお金のことについても話し合っています。
パートナーを味方にすれば、
資産形成は一人よりもはるかに速く進みます。
また、パートナーと共通の目標を持ち、共同作業をする過程は、
人生の充足感もより感じるようになります。
個人の価値観なので強制はしませんが、
パートナーがいない方は、自分のペースで良いのでパートナー探しを
パートナーがいる方は、人生の目標をパートナーと共有を
それぞれやってみることをオススメします。
最後に
節約とお金のことの総まとめ21選を紹介しました。
ここに書いてある節約やお金のことは、すべてやる必要はありません。
生活に支障をきたさない範囲で取り入れ、効果を実感してください。
私自身、この中にはまだ実践途中の項目もあります。
節約やお金のことは
苦しいものではなく、自分や家族の今と将来を豊かにするもの
だと、あおむしは考えます。
なぜなら、
自分にとって苦しくない範囲で節約やお金のことを実践すれば、
生活の満足度を下げずに資産形成できるからです。
そして、資産が増えれば人生の選択肢と余裕が増え、
将来の暮らしがより豊かに感じられるようになるからです。
最初にも述べた通り、
ここで紹介した方法は、一度始めれば生活に馴染み、継続できるものばかりです。
ぜひ、これらの節約やお金のことを実践し、
今と将来を豊かにすることの意味を実感してください。
ではまた。