こんにちは、あおむしです🐢
毎月の住居費が高い・・・
そう感じたことはありませんか?
3人家族のわが家は、
2023年の春に住居費を節約するために引越し、
年間の住居費を20万円節約することに成功しました。
今回はその時の備忘録として、
- 引越した理由
- 引越しの前後にやったこと
- 引越し時の思わぬトラブルとやったこと
- 引越した効果
の全記録を紹介します。
引越した理由
私はセミリタイアを目指すようになった数年前から
ずっと引越しをしたいと考えていました。
その理由は以下のとおりです。
1.毎月の固定費を下げたかった
当時の家賃は毎月5.6万円、更新料が2年に一回2万円かかっており、
これは、全生活費の1/4を占めていました。
セミリタイアを目指すためには、
毎月の支出の中で最も高額な家賃を、なんとか削りたいと考えていました。
2.部屋を持て余していた
当時住んでいた部屋の広さは3LDKで、家族3人では持て余していました。
リビングと3部屋ある個室のうち、
北向きの1室はエアコンが無く、冬場は極寒、夏場はジメジメ+酷暑でした。
この部屋は次第に使わなくなり、物置と化していました。
そして、私がセミリタイアを目指してモノを断捨離すると、
部屋はがらんどうで、完全に余分なスペースになっていました。
この空室のために、家賃を払うのはもったいないな・・・
いつしか、そう感じるようになっていました。
3.お互いの通勤が大変だった
お互い仕事を離れた場所でしており、当時はちょうどお互いの職場の中間地点になる場所に住んでいました。
しかし、実際住んでみると以下のことがわかり、夫婦ともに通勤が大変でした。
これも、引越しをしたいと思う理由になりました。
妻の場合
・職場まで車で1時間ほどかかり、毎日の通勤が大変
・保育園が家から遠く、子どもを送迎できるのは平日車を使う妻だけ
夫(あおむし)の場合
通勤に使う駅が人が多いターミナル駅で、
・立ち乗りになって朝から体力を消耗する
・電車の中にいる時間を有効に使えない
4.街中でうるさかった
当時住んでいたところは道路の交通量が多く、車や信号の音が常にうるさかったです。
夜中でも救急車や大型車がよく通るため、
・その音で目が覚めたり、
・子どもが夜泣きしたりして、
よく眠れない日が多々ありました。
5.日頃から趣味で物件探しをしており、良い物件を見つけていた
あおむしはセミリタイアを目指すようになってから、
趣味で賃貸サイトで物件探しをすることが日課になっていました。
物件を探し始めて2年ほど経過していたある日、
上記の不満を解決する良い条件の物件を、偶然見つけました。
そして、これが決定打となり、引越しを決意しました。
まとめると、あおむしが引越しを決意した理由は、
- 家賃が生活費の1/4を占めていた
- 夫婦ともに通勤が大変だった
- 場所が街中でうるさかった
- 日頃から物件探しをしており、良い物件を見つけていた
からです。
引越し前にやったこと
1.パートナー(妻)への相談
引越しをしようと思い立ち、
最初にやったことが、パートナーである妻への相談です。
引越しは
- 事前に準備期間が必要
- お金もかかる
- やることも多い
と、近場への引越しであっても決して楽ではありません。
また、住まいを変えることはライフスタイルを変えることでもあります。
その引越しで生活がどう変わるのか、そしてそれは良いことなのか
しっかり説明しないと夫婦仲にも亀裂が入りかねませんでした。
妻とは月に1回、将来のことやお金のことを相談する時間を作っています。
その時に、引越したいことを話しました。
その内容は、
・市内の安い賃貸に引越したいこと
・引越しをしたい理由
⇒お金を節約したい
⇒電車通勤の負担を減らしたい
⇒静かな場所で暮らしたい
・妻にとってのメリット
⇒車の通勤時間が半分になる
⇒子どもの送迎が夫もできるようになる
といったことを、ゆっくり丁寧に、
途中で妻の考えも聞きながら話しました。
引越しは大変な事なので、話す前は、その場で決まらないかなと思っていました。
しかし、いざ話してみると
妻も当時の住まいに通勤面の負担などの不満が多いことがわかり、
引越しに対して前向きであることがわかりました。
妻の意見として、
・引越しすることは賛成
・引越しは大変なので、夫(あおむし)が主導でやって欲しい
・準備期間を数か月設けて、長期連休中に引越したい
ということでした。
そのため、これらの意見を取り入れて、
引越しは3か月後のゴールデンウィーク中に行うことを目標に
引越しに関する行動を開始しました。
引越しをパートナーに相談するときは、以下のことを意識。
・引越したいことと理由はさらっと言う。
・パートナーへのメリットは丁寧に説明し、相手の意見を取り入れる。
・1回で了解がもらえる可能性は低い。相談は回数を重ねる覚悟で。
2.物件の内見
引越しをするための行動で初めにやったことは、物件の内見(ないけん)です。
物件の管理会社に問い合わせをして、内見の予約をしました。
管理会社の異なる物件が複数あったので、
内見予約はニフティ不動産で一括問い合わせをしました。
物件の内見では以下の点をチェックしました。
全て当てはまる物件はないので、
各項目を1~5点で点数をつけ、最もポイントが高い物件を選びました。
①お互いの勤務先や保育園にアクセスしやすいか。
②夫婦のパーソナルスペースが確保できる間取りか。
③日当たりが良いか。
④駐車場がついているか。
⑤追い焚き機能があるか。(妻の要望)
⑥独立洗面台があるか。(妻の要望)
⑦和室があるか。(妻の要望)
⑧クローゼットがあるか。(夫の要望)
3.価格交渉と契約
物件を2つまで絞ったら、担当者に家賃や初期費用の交渉をしました。
第1候補と第2候補の物件の見積もりをもらった後、
第1候補の物件の担当者に以下の点を伝え、価格を検討してもらいました。
①もう一つ迷っている物件がある。
②総合的にこちらが気に入っているが、駅までの近さと家賃の安さはもう一つが良い。
③費用でもう少し頑張って頂ける部分があれば、こちらの物件に決める。
この結果、
- 家賃を3000円値引き
- 初期費用から5万円値引き
をしてもらえることになりました。
正直、この結果は出来過ぎでした。
第1候補の賃貸は空室が多く、管理会社も早く貸したい気持ちがあったようです。
現実的には、
家賃マイナス1000円かフリーレントを1ヶ月分のどちらか
がしてもらえれば、十分だと思います。
もちろん、交渉に応じてもらえない可能性もあります。
まずは相談してみて、ダメだったら引き下がりましょう。
食い下がると契約を断られたり、契約後の関係が悪くなります。
こうして価格交渉が穏便に終わったので、早速契約に移りました。
契約にあたっては、
- 契約書と重要事項説明書をしっかりと読む
- 見積書に交渉結果も含まれているか確認(そのほかの費用も変わってないか)
- 不明な点は積極的に質問
しましょう。
特に、
重要事項説明書の「特約事項」に書かれている退去費などの内容は、
退去時に管理会社と揉めやすい項目です。
この部分は、質問して不明点が無くなり、納得したうえで契約しました。
- 家賃や初期費用の交渉は、別物件の見積もりを準備して行う。
- 交渉がうまくいかなかったら素直に諦める。
- 契約時は重要事項説明書の「特記事項」は必ずチェック!
4.退去する物件の管理会社へ連絡
新しい住まいが決まったので、今の賃貸の管理会社に退去したい旨を伝えました。
内容は、メールで以下を伝えればOKです。
①引越しするため退去すること。
②退去届の提出方法を教えて欲しいこと。
③いつから退去可能か。
④入居時から改修したところの撤去要否確認
⇒当時の賃貸は、食洗機に付ける分岐水栓の工事をしており、これを撤去する必要があるか聞きました。
結果的には、次の入居者の役にも立つということで、撤去不要になりました。
なお、光回線の工事をしている場合は、必ず撤去が必要です。(私は以前ネットを解約し、その時に撤去していたため、今回は不要でした。)
光回線の撤去手続きは、以下記事の後半で解説しています。
退去を相談するメールを送った次の営業日には、
- 退去届の提出方法
- 最速の退去可能日
の2点の返信がきました。
基本的に、退去可能日はメールで申し出た日から1か月後です。
転勤などで引っ越される方は、余裕をもって管理会社に連絡しましょう。
退去届には退去希望日(立ち会い希望日)とサインをして、メール添付して返信しました。
- 退去する連絡はメールでOK。
- 部屋に改修したところがあれば相談。光回線は必ず撤去。
- メールから実際に退去するまで、1か月は見ておく。
5.住所変更手続き(引越し前)
引越し前に、以下の手続きを行います。
@以下は手続きを行う場所や方法です。
①住所の転出届 @役所
期限:引越しから14日以内
市外に引越す場合は必要です。
市内の引越す場合は不要で、引越し後に転入届を提出するだけで良いです。
国民健康保険に加入している方は、資格の喪失手続きも一緒に行います。
②郵便の転居届 @郵便局またはネット
元の住所に送られた郵便物を、引越し後の住所に届けてくれる手続きです。
手続き完了の日から1年間行ってくれるので、
その間に送付先の住所変更を忘れず行いましょう。
③商品や宅配サービスの送付先 @各種サイト
メジャーなところだと、
・Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングなど
・メルカリなどのフリマサイト
・ネットスーパー
予約商品や次回の宅配がある場合は、忘れずにやりましょう。
もとの住所に送られてしまうと、誤配や盗難などトラブルの元になります。
④勤務先での住所変更 @勤務先
通勤手当などをもらうためにも必要です。
社会保険に加入している方は、保険証の住所変更手続きも一緒に行います。
- 引越し前に必要な手続きは忘れず行う。
- 忘れると、誤配などトラブルの原因に。
- 転出届は引越し日14日以内の期限に注意。
6.電気、ガス、水道、火災保険の解約と契約
以下について、退去する賃貸での解約手続きと、入居する賃貸での契約手続きをします。
- 電気
- ガス
- 水道
- 火災保険(家財保険)
最近はネットで手続きできるところも多いですが、平日に電話でしか対応しない所もあるので注意しましょう。
遅くとも、退去・入居の2週間前までには完了させます。
なお、火災保険は管理会社で用意した保険に入ることも可能です。
しかし、管理会社の用意した保険は料金が高く、保証も最低限のものが多いです。
そのため、あおむしは自分で探した楽天損保のホームアシストを契約しました。
楽天損保のホームアシストに決めた理由は、
- 管理会社の用意した保険よりも料金が2割ほど安い。
- 保障内容や契約期間を自分でカスタマイズできる。
- 保障には破損・汚損も選べて、小さい子どもがいる我が家にありがたい。
自分で保険を契約する場合、その旨を契約前に管理会社に伝えます。
また、入居前までに管理会社に保険証券の写しなどを送付して、火災保険に入ったことを知らせます。
賃貸を借りる場合、火災保険は加入必須です。
なので、忘れずに行いましょう。
- 電気、ガス、水道、火災保険の手続きは、退去・入居の2週間前までに行う。
- 火災保険は自分で契約すると安くて保障内容も自由に選べる。
- 火災保険を自分で契約する場合は、管理会社に必ず連絡。
7.荷造り
引越しに向けて、遅くとも1か月前から荷造りを始めます。
すぐに片付けられる部屋もあれば、
キッチンや洗面所のように最終日まで片付けられない部屋もあるので、
今週はこの部屋、来週はこの部屋のココ・・・と決めて、計画的に荷造りしました。
(それでも、直前まで荷造りが終わらず、結構ギリギリでした笑)
部屋や区画ごとに荷造りを行うことで、
- 違う部屋の荷物が混在しない
- 引越し後の荷解きがラクになる
といった恩恵も受けられます。
また、荷造りで困ったのは、ダンボールの確保です。
ホームセンターの不要なダンボールをもらえば良いと思っていましたが、
意外と大きいサイズが無く、結局何箱か購入しました。
引越し業者を使わない場合は、ダンボールは計画的に確保しましょう。
特に大きなダンボールは、引越しが完了しても次回の引越しに備えて、押し入れの奥にしまっておくのがオススメです。
- 荷造りは遅くとも1か月前から、計画的に進める。
- 部屋や区画ごとに荷造りを行う。
- 大きなダンボールは確保が大変。探す労力をかけるよりは、買うのがオススメ。
8.大型家具・家電の断捨離
新しい賃貸は今より狭いので、持っていけない大きな家具や家電を断捨離しました。
あおむしは、引越しまでに以下のモノを、ジモティーに出品して手放しました。
()内は出品価格
・55インチの大型テレビ(3000円)
・プラモデルの大型コレクションケース(5000円)
・机x1+椅子x2(0円)
・ドラム式洗濯機(後述)(7万円)
・食洗機(後述)(5000円)
ジモティーは同じ地域に住んでいる方同士で、
人・モノ・サービスなどのやりとりができるプラットフォームです。
大型の家具・家電は、
- 粗大ごみで出すと、引取り料金が一個1000~3000円かかる
- フリマアプリで売ると、高額な送料+引取り手も見つかりにくい
です。
しかし、ジモティーなら、
- 売れにくいモノは無料で、売れそうなものは価格を付けて出品可能
- 引取りも自宅アパートの駐車場などで行えば送料0円
です。
ジモティーに出品して手放すことで、
粗大ごみの引取り費用が0円になり、
さらにお金までもらって引越し費用に充てられました。
なお、売買で得た利益は、他の利益と合わせて20万円以上なら確定申告の対象です。忘れないようにしましょう。
- 大型の家具や家電はこの機会に断捨離する。
- ジモティーに出品すると、引取り手が見つかりやすい。
- 粗大ごみの引取り料は0円に、お金をもらえれば引越し費用にもなる。
9.部屋の大掃除
荷造りや不用品の引取りが済んだら、部屋の大掃除をしました。
特に、退去時に汚れや損傷がトラブルのもとになりやすい、
以下の部分は入念に行いました。
①キッチンのコンロ回りと換気扇
油汚れが酷いと、特別清掃を入れて高額な清掃費用が請求される可能性があります。
長年放置した頑固な油汚れをすべて落とし切ることはできませんでしたが、
キッチン用の激落ちくんで時間をかけて清掃し、
- 目立つ汚れが無く、
- 触るとわずかにべたつくかな?程度の状態
までは戻しました。
②ベランダ、窓、エアコンの室外機
こちらも長年の汚れが溜まっており、汚い状態でした。
ベランダと窓は濡れタオルで清掃し、目立った汚れを落としました。
また、窓のサッシと室外機はクイックルワイパーの立体吸着ウェットシートを使って、表面の汚れをふき取りました。
クイックルワイパーの立体吸着ウェットシートは、
数回こすっただけで汚れやカビがみるみる落ちたので、オススメです。
③壁の補修
壁のクロスは、損傷していると周辺全体を張替えになります。
この費用を請求されてしまうと、高額になる可能性があります。
これを回避するために、以下の傷や穴はすべて穴埋めパテで補修しました。
- 壁の擦れや傷
- 画鋲やねじを差し込んだ穴
補修用の穴埋めパテは、壁のクロスと同系色を選びましょう。
・退去時に汚れや損傷でトラブルになりやすいのはキッチン、ベランダ、壁のクロス。
・キッチンとベランダは、使い捨てのシートで入念に汚れを落とす。
・壁のクロスは、穴埋めパテで目に入った傷や穴は全て埋める。
10.買い換える家電の購入
入居する賃貸は洗濯機の設置スペースが狭く、
当時持っていたドラム式洗濯機が置けないため、より小型の縦型洗濯乾燥機を購入しました。
また、食洗機も分岐水栓が取り付け不可だとわかり、分岐水栓のいらないタンク式の食洗機を購入しました。
(経緯は後半で紹介します。)
購入した縦型洗濯乾燥機は、東芝のZABOON(洗濯8kg乾燥4.5kg)です。
家事の負担を抑えるため、どうしても乾燥機能付きが欲しかったのですが、
ZABOONは同じ容量の縦型洗濯乾燥機でもコンパクトで、狭いスペースに置けました。
詳しくは、以下の記事でレビューしています。
購入した食洗機は、サンコーのラクア(3人用)です。
タンク式で水を入れる手間は増えますが、
以前の食洗機よりも庫内が広く、食器類を多く入れられました。
これまで2回に分けて食洗機を回していたところも1回で良くなり、朝の忙しいときは重宝しています。
詳しくは、以下の記事でレビューしています。
これらを購入して予想外に嬉しかったのは、音や揺れが小さかったことです。
新居はリビングと洗面所、キッチンが1つにつながっていますが、
洗濯機や食洗機を動かしていても、普通に会話やテレビ視聴ができます。
これにより、家電の騒音によるストレスも減り、QOLが向上しました。
合計で13万円の大型出費にでしたが、購入した満足感は高いです。
狭い賃貸で家電を新しく購入する場合は、
- サイズが小さく省スペースなもの
- 騒音が静かなもの
を選ぶのがオススメ。
11.新居への荷物の移動
今回の引越しは、両親や兄弟の協力も得て、引越し業者を使わず自力で行いました。
同じ市内の引越しだったので、荷物の移動だけなら大型のワンボックスカー1台で3回ほどの往復で、引越し日の午前中に完了できました。
近所への引越しの場合は、
- 自力や家族、友人の協力を得ることで、引越し費用を抑えられます。
- 日ごろからモノを断捨離し、運ぶモノの数を減らしていると負担も抑えられます。
なお、今回は大物家具・家電は事前に手放していましたが、
これらを運ぶ場合は引越し業者を利用することをおススメします。
重量のあるモノを自力で運ぶのは、思わぬ事故やケガのもとになり危険です。
引越し費用をケチろうとして
住居を損傷して賠償請求されたり、
ケガをして通院費用が掛かったら、本末転倒です。
最近は引越し業者や宅配業者でも、
大型家具・家電を1点から運んでくれるサービスも増えています。
引越し業者を手配する場合は、引越し侍(一括見積サイト)での見積もり取得がオススメです。
- 近場の引越しは家族や友人の協力を得る。
- 日頃からモノを減らしておくと引越しがラクに。
- 大物の家電や家具は自力で運ぼうとせず、業者を使う。
⇒最近は1点からでもOKのところが多い。
12.退去立ち会い
大掃除や荷出しが完了したら、管理会社との退去立ち合いです。
退去時はトラブルが多いと聞いて、スマホのレコーダーを準備して戦々恐々としていました。
しかし、掃除や補修をキチンとしていたためか一瞬で終わり、費用も請求されませんでした。
通常は、立ち会いで傷など補修が必要な部分が見つかると、
その場でどちらが費用を払うか管理会社と調整します。
ここがトラブルが多い所といわれており、
- 敷金が返ってこない
- 高額な補修費用を請求された
ということがあるようです。
あおむしはYoutubeで、事前に「リベラルアーツ大学」さまの以下動画をみて、
退去時のトラブル対処法について勉強しました。
退去立ち合いでは各部屋をざっと回り、部屋の状況や残地物が無いかを確認しました。
事前にメールしていた分岐水栓の場所も、この時に管理会社と共有しました。
また、備え付けの設備の取扱説明書は、一つの場所にまとめておきます。
最後に部屋の鍵を返却して、終了です。
- 退去時はトラブルが多いため、事前に勉強しておく。
- 部屋を改修した所は、立ち会い時に共有する。
- 備え付け設備の説明書やリモコンは、一箇所にまとめておく。
引越し後にやったこと
1.ご近所さまへのあいさつ
部屋の隣と地域の自治会長さんのお家へ、挨拶まわりをしました。
粗品はタオルを持参しました。
自治会長さんのお家では、ゴミの日や出し方、自治会費などを簡単に教えていただきました。
ご近所さまへのあいさつは、
- 粗品はタオルでOK。
- 賃貸は管理人さん(いれば)はマスト。
- 部屋の両隣、上下の階にもあいさつがオススメ。
⇒トラブル防止にもなる - 田舎の場合は、自治会長にもあいさつ。
2.家具家電の配置と荷解き
1日で終わりそうになかったので、
生活に最低限必要な所を優先して、家具家電の配置や荷解きします。
具体的には、以下の順番で進めました。
1日目
①カーテンの設置(プライバシーの確保)
②キッチンの家電配置と荷解き
③寝室の寝具配置
④リビングの家具配置と荷解き
⑤風呂場・洗面所の荷解き
2日目
⑥洗濯機の設置
⇒新たに購入したので、業者に設置してもらいました。
⑦バラしていた机の組立と配置
⑧ダンボールの片付けと収納
⇒次回の引越しに備えて、今回の引越しで使った大型ダンボールは普段開けない押し入れの中にしまいました。
虫が湧かないように、防虫剤も一緒に置きます。
・家具家電の配置、荷解きは生活に必須のところから始める。
・場所があれば、引越しに使ったダンボールは防虫剤とともに保管しておく。
3.足りない物品の買い出し
引越して必要になった物品を、大型のホームセンターで買い出します。
このタイミングで、古くなっていたタオル類やトイレ用品、バス用品を一新しました。
また、新居で丈が足りなかったカーテンと物干し竿なども購入しました。
4.住所変更手続き(引越し後)
引越しから一週間以内に、以下の手続きを一気にやりました。
@以下は手続きを行う場所や方法です。
①住所の転入届 or 転居届提出 @役所
期限:引越しから14日以内
市外へ引越した場合は転入届、
市内へ引越した場合は転居届を提出します。
転入届の手続きには、前の住所の自治体で発行した転出届が必要です。
②住民票とマイナンバーカードの住所変更 @役所
転入届または転居届の手続きと同じタイミングで行います。
③保険証の住所変更 @役所 or 勤務先
国民健康保険に加入している方は、住所変更の手続きと一緒に役所で行います。
社会保険に加入している方は、勤務先で手続きするため、ここは不要です。
④免許証と車庫証明の住所変更 @警察署
期限:引越しから15日以内
事前に以下の書類が必要なので、これらの手続きをした後に行います。
- 住民票
- 駐車場の賃貸契約書(駐車場を借りる場合)
⑤車検証の住所変更 @運輸支局
期限:引越しから15日以内
事前に住民票や車庫証明(発行後1か月以内)が必要になります。
警察署で車庫証明の手続きを行ったら、その足で一緒に行ってしまいましょう。
⑥保険会社の住所変更 @各種サイト or 電話
特に期限はありませんが、保障内容にかかわるので忘れずに変更しておきます。
⑦その他の住所変更 @ネットや窓口
例えば、以下のものです。
ものによっては期限があるので、一日で一気にまとめて、早めに行いましょう。
- クレジットカード
- 銀行
- 証券
- ネット通販
- NHK
- 携帯電話
- 年賀状
- 同窓会
- 役所や自動車関連の手続きは期限があるため注意。
- 丸1日、手続きする日を作って一気にやるのがオススメ。
5.不用品のゴミ出し
引越しで出たゴミや不用品を捨てます。
大量のゴミを近所のゴミ捨て場に捨てると、近隣に迷惑がかかります。
引越し早々のトラブルを回避するためにも、
地域のごみ収集施設に持ち込んで処分するのがオススメです。
ごみ収集施設なら曜日などを気にせず、まとめて捨てられて便利です。
引取り料がかかりますが、数百円なので必要経費と割り切りましょう。
引越し時の思わぬトラブルとやったこと
ここからは、引越し時の思わぬトラブルを紹介します。
同じ轍を踏まないよう、ご注意ください。
トラブル1.ギックリ腰になった!
引越し作業で負担がかかったためか、引越し前日にギックリ腰になってしまいました。
引越し作業は両親や兄弟に協力をお願いしていたため、作業自体は事なきを得ました。
しかし、引越し後の荷解きや家具・家電の設置、組立てはかなり苦労しました。
腰を痛めた場合は、まずはしっかり休みましょう。
無理に動くと、さらに悪化しかねません。
周りに助けてくれる人がいない場合は、
- 便利屋を雇って代わりに作業
- 最悪は引越しスケジュールの変更
をお願いしましょう。
また、少し良くなって動けるようになったら、腰にサポーターを巻くと負担を和らげてくれます。
ギックリ腰の場合は、元の状態に戻るまで1か月はかかるので、その期間は着けていましょう。
ギックリ腰を予防するためには、
- 重い荷物を持つときは、脚で体重を支える
- 引越し作業時は、普段からサポーターを着ける
ことが有効です。
重い荷物を持ち運ぶ時の動作は、以下の記事がイラスト付きで参考になります。
【宅配ドライバー必見!】重い荷物を楽に運ぶコツ | 採用情報 | KBT-GROUP本部 株式会社 Magical Land
トラブル2.家電が置けない!備品のサイズが合わない!
物件自体は良くても、思わぬ盲点があります。
それは、家電や備品の置き場所・サイズです。
具体的には以下のトラブルがありました。
洗濯機
内見の時に洗濯機置き場を見ましたが、少し狭いかな?と感じました。
採寸はギリギリでしたが、引越し業者なら大丈夫だろうとタカを括っていました。
が、いざ引越し業者に見積もりすると、全ての業者から設置不可でお断りされました。
食洗機
持っていた食洗機は、分岐水栓から給水するタイプでした。
水道に合う分岐水栓を買って設置すれば大丈夫だと思い、内見時に水道の型番をメモして家電量販店で問い合わせました。
が、合う分岐水栓がそもそも存在せず、設置不可だと判明しました。
潔くドラム式洗濯機も食洗機も手放し、
をそれぞれ購入、計13万円の追加出費でした。
幸い、前のドラム式洗濯機と食洗機は、ジモティーで計7.5万円で売却。
新しい洗濯機の購入費用に充られ、実質的な負担は5.5万円で済みました。
備品
家電の他にも、持ってきた備品で以下のトラブルがありました。
- カーテンの丈が足りない
- 物干し竿の長さが足りない
カーテンと物干し竿はホームセンターで購入し、計1万円の追加出費でした。
オーダーカーテンだとさらに高くなるので、こだわりがある方は内見時にチェックしておきましょう。
また、いらなくなった物干し竿は処分が困りました。
燃えないゴミの寸法制限を超えており、近所のゴミ捨て場に捨てられないためです。
そのため、車でごみ収集施設まで持ち込みました。
トラブル3.購入した食洗機が初期不良!
試練はこれで終わりません。
届いた食洗機が、不運にも初期不良でした。
水を規定の水位まで入れてもアラームが動作せず、
そのまま水を入れたところ、浸水してエラーになる
というものでした。
サンコーの問い合わせにメールして、不良を申し出ました。
自動応答で交換対応のメールが届き、3日ほどで新しい食洗機と交換できました。
不良品は、新品が届いた時に宅配業者に引き取ってもらえます。
交換対応は迅速で、非常に良かったです。
止まると困る家電を買うときは、新品にする。
基本的に中古品は保証が付いていないので、万が一不良品でも交換できません。
洗濯機や食洗機など止まると困るものは、保証で交換対応できる新品で買うことをオススメします。
トラブル4.ゴミ捨て場が遠い!
引越ししてから気づいたのですが、
ゴミ捨て場が新居から徒歩5分ほどで遠かったです。
前いた賃貸は駐車場にゴミ捨て場があったので、すぐにゴミを出せました。
しかし、新居では+5分かけて、通勤時に寄り道してゴミを出さねばいけません。
週に2回の頻度なので、そこまで負担ではありませんが、
内見時に一緒に調べておくべきでした。
安い賃貸に引越した効果
色々とあった安い賃貸への引越しですが、
以下の効果があり、結果的に大満足でした。
1.年間20万円の節約に成功した
毎月の固定支出の金額を減らすことができ、
トータルで年間20万円(毎月1.6万円)の節約に成功しました。
内訳は、以下の通りです。
- 家賃 毎月1万3000円
- 通信費 毎月2000円
- 電気代 毎月1000円
通信費は、
- 物件がインターネット無料
- 夫婦ともに月額990円のHISモバイルに乗り換え
したため毎月2000円の節約でした。
電気代は、
- エネチェンジ で電力会社のプランを変更
- 部屋が小さくなったため電力使用量が低下
したため毎月1000円の節約でした。
新しい賃貸はセミリタイア達成まで、4年間は住むつもりです。
初期費用や引越し費用を考慮しても、4年間で50万円以上節約できそうです。
この差は、より長く住めばさらに広がります。
より長期的な効果を計算します。
浮いた年間20万円を
- 貯金にまわせば、20年で360万円
- 積立+年利4%で運用できれば、20年で595万円
この金額は大企業や公務員の1年分の平均年収に匹敵し、
資産形成するうえで、非常にインパクトが大きいです。
2.お互いの通勤が楽になった
新しい賃貸は、保育園や妻の職場に近く、
妻の通勤時間が60分から40分になり通勤の負担が減りました。
また、私自身の通勤も乗車駅がターミナル駅の前になり、
混雑する前に乗って、常に座れるようになりました。
通勤時間は10分ほど長くなりましたが、その分ゆっくり読書やブログ執筆ができ、通勤が楽しい時間になりました。
3.夫婦で子どもを送迎できるようになった
新しい賃貸は保育園が徒歩圏内なので、
車を持たない夫も、子どもを送迎できるようになりました。
以下のような時は、
夫が仕事を早退や在宅勤務をして、子どものお迎えに行っています。
- 妻の仕事が遅くなるとき
- 妻が体調不良で仕事を休むとき
- 子どもが保育園で体調不良になったとき
4.部屋を広々と使えるようになった
新しい賃貸は、以前の賃貸より面積は10平米小さいです。
しかし、新しい賃貸は
- 日当たりがよく
- 部屋同士が繋がって空調もきき
- 引越しを機にモノも減らしたため
どの部屋も快適で、物置にならず使えています。
結果的に、以前の賃貸よりも広々と部屋を使えるようになりました。
安い賃貸に引越した効果は、
- 年間20万円を節約
⇒20年間積立・年利4%で運用すると595万円の効果! - 夫婦ともに通勤の負担が軽減
- 夫婦で子どもの送迎に対応できるように
- 無駄な部屋が無くなり、広々使えるように
最後に
あおむし家が安い賃貸に引越した、全記録を紹介しました。
引越しはとても労力がかかる作業です。
そのため、結婚や転勤、家を買うとき等、
大きなライフイベントがあるときしか行わないご家庭も多いと思います。
しかし、こういったライフイベントでなくても
- 家賃を減らしたい
- 通勤を楽にしたい
- 気分転換をしたい
・・・など、
もっとカジュアルな理由で引越しするのもアリ
だと、あおむしは考えます。
むしろ、自発的に考えて行動し、労力をかけて引越しするのは、
ライフイベントなどを引き金に受動的に引越すよりも
大きな効果や達成感を得られますよ。
家賃が高いなど、もし今の住まいに何か不満や課題を感じていれば
この記事を参考に、安い賃貸への引越しを検討してみましょう。
(私も、次に引越すときはこの記事を参考にします笑。)
ではまた。