皆さんは、仕事中のドリンクは何を飲んでいますか?
あおむしは以前、ペットボトルのコーヒーを買って飲んでいました。
しかし、セミリタイアを目指して節約をするようになってからは、水筒を持参してインスタントコーヒーを飲むようになりました。
日々のカフェや自販機で買うドリンク代を、ラテマネーといいます。
このラテマネーの節約は、計算すると非常に大きな効果があります。
今回は、
- ラテマネーのシミュレーション
- 浮いたラテマネーを貯金/資産運用に回した効果
- 私のラテマネー節約方法
を紹介します。
ラテマネーのシミュレーション
ラテマネーについて、年間でかかるお金をシミュレーションします。
今回はコーヒーの場合で検証します。
シミュレーション条件
ドリンクを飲む頻度:
- 平日(年間245日)は毎日3~4杯(約500ml)
- 休日(年間120日)は飲まない
とします。
計算パターン:
- カフェで購入する場合
- 自販機でペットボトルを購入する場合
- お湯を沸かしてインスタントコーヒーを淹れる場合
の3パターンとします。
1.カフェで購入する場合
500mlサイズのコーヒーは、大手チェーン店では450円ほどです。
例えば、スターバックスのコーヒーは、ベンティ(470ml)で435円です。
平日毎日、500mlサイズのコーヒーを1杯買った場合の金額は、
450円x245日=年間11万250円です。
2.自販機でペットボトルを購入する場合
最近は値上げもあり、自販機やコンビニで購入できるペットボトルコーヒーはm500mlで160円ほどです。
平日毎日、500mlペットボトルのコーヒーを1本買った場合の金額は、
160円x245日=年間3万9200円です。
3.インスタントコーヒー
安価なインスタントコーヒーは、1瓶90gで400円ほどです。
500mlのコーヒーを淹れる場合、約8gを消費します。
年間では8x245=1960g、およそ瓶22個を消費します。
よって年間に使う金額は、400円x22個=年間8800円です。
(お湯を沸かす電気代や水道代がかかりますが、ここでは考えません)
まとめると、平日毎日500mlのコーヒーを飲む場合
- カフェで買うと年間11万円
- ペットボトルを買うと年間4万円
- インスタントコーヒーを買うと年間9000円
かかることがわかりました。
浮いたラテマネーを貯金/資産運用に回した効果
カフェ、ペットボトル、インスタントの3パターンで、年間に使う金額がわかりました。
次に、働いている期間にラテマネーを節約する効果を検証します。
シミュレーション条件
期間:1年~50年で5年毎
計算パターン:
- 貯金した場合
- 積立投資で年利4%で運用した場合
とします。
なお、年利4%は全米株式や全世界株式といった優良なインデックスファンドに長期間(20年以上)投資した場合の平均的なリターンです。
ここから、先ほど計算した金額3パターンを、毎年貯金または積立投資した場合を考えましょう。
エクセルで一気に計算すると、以下の結果となります。
表の金額の単位:万円
この結果から、40年間(就職~定年退職までの期間)で上記パターン毎に
- カフェ ⇒ インスタントに変えた場合
- カフェ ⇒ 自販機に変えた場合
- 自販機 ⇒ インスタントに変えた場合
それぞれの効果を見てみましょう。
貯金した場合
結果
カフェ ⇒ インスタント:406万円
カフェ ⇒ 自販機:284万円
自販機 ⇒ インスタント:121万円
ドリンク代で浮いたお金を貯金しただけでも、100万円単位の節約になることがわかります。
例えば、カフェからインスタントに変えて貯金した400万円があれば、
- 老後夫婦2人分の年間生活費
- 普通自動車1台分の購入資金
- 子どもや孫1人分の学費(国公立大学)
上記のいずれかに使えます。
積立投資で年利4%で運用した場合
結果
カフェ ⇒ インスタント:919万円
カフェ ⇒ 自販機:630万円
自販機 ⇒ インスタント:288万円
株式の長期投資では比較的妥当といえる年利4%で計算した場合だと、その効果は飛躍的に上がります。
一番効果の小さい自販機からインスタントに変えた場合ですら288万円と、車1台が買える金額です。
そして最も効果の大きいカフェからインスタントに変えた場合は、驚異の919万円です。
900万円があれば
- 老後夫婦2人の3年分の生活費
- 3Dプリンター住宅や平屋で老後の住まいが買える
- 子どもや孫2人分の学費(国公立)または1人分の学費(私立大学)
上記いずれかに使えます。
まとめると、浮いたラテマネーを貯金/資産運用に回した効果は
- 貯金の場合は40年で100万円~400万円
⇒400万円あれば子どもや孫の学費に。 - 資産運用(年利4%)の場合は40年で300万円~900万円
⇒900万円あれば老後の住まい購入費用に。
にまでなります。
私のラテマネー節約方法
この結果から分かるのは、
日々のコツコツとした節約と積立投資を掛け合わせた威力は凄まじい
ということです。
この事実を知ってから、私は自販機でのドリンク購入はやめ、
毎日水筒でお湯を持参して、職場でインスタントコーヒーを淹れる
ようになりました。
水筒は800mlのステンレスボトルを使っています。
個人的に500mlだと夏場は量が少なく感じ、とはいえ1L以上のサイズは重いので、このサイズにしました。
インスタントコーヒーは、UCCの瓶(90g)を愛飲しています。
スーパーやドラッグストアなど、様々な所で売られており、価格も400円前後でリーズナブルです。
マイルドな114と濃いめの117があり、気分によって選んでいます。
最後に
ラテマネーを節約する効果を検証しました。
本記事の内容をまとめると
平日毎日500mlのコーヒーを飲む場合
- カフェで買うと年間11万円
- ペットボトルを買うと年間4万円
- インスタントコーヒーを買うと年間9000円
かかることがわかりました。
より安い方法に変えることで、浮いたラテマネーを貯金/資産運用に回した効果は
- 貯金の場合は40年で100万円~400万円
⇒400万円あれば子どもや孫の学費に。 - 資産運用(年利4%)の場合は40年で300万円~900万円
⇒900万円あれば老後の住まい購入費用に。
にまでなります。
そして、この事実を知ってから、私は自販機でのドリンク購入はやめ、
毎日水筒でお湯を持参して、職場でインスタントコーヒーを淹れる
ようになりました。
ラテマネーを節約するインパクト、伝わったでしょうか?
カフェや自販機でドリンクを買って一息つく時間は、日々の生活を潤します。
自分にとって満足感が高い行動ならば、それを続けることは止めません。
しかし、日々のちょっとした出費で、将来の大きな機会や体験が引き換えになっていないかは、一度考えても良でしょう。
試しに、1か月だけインスタントコーヒーを買って職場で試してみては?😊
ではまた。