ボトムスは普段何を穿いていますか?
ジーンズ、チノパン、スラックス・・・私はこれまで様々なボトムスを穿いてきました。
色々なボトムス穿いてきた結果、30代に入ってからはクライミングパンツを愛用しています。
今回は、
・愛用するクライミングパンツ2本
・買って良かった点
・イマイチな点
・サイズ感
を紹介します。
愛用するクライミングパンツ
クライミングパンツは2着持っています。
- Gramicci(グラミチ)ニューナローパンツタイトクロップド
- Gerry(ジェリー)スキニーフィットテーパード
色は、
ジェリー(左)がデニムのブルー
グラミチ(右)がダブルネイビーです。
これらのボトムスは、あおむしが「服だけミニマリスト」になったときに持っていたボトムスを全て手放し、代わりに快適でカッコいいボトムスを厳選した結果残った2本です。
クライミングパンツを買って良かった点
1.どんなトップスやアウターにも合う
持っている2本のクライミングパンツはいずれもテーパードという、ももから裾にかけて徐々に細くなるシルエットです。
このシルエットは、どんなトップスやアウターでも違和感なく合うという特徴があります。
詳細は専門家に譲りますが、コーディネート全体がまとまっておしゃれに見えるといわれるシルエットには、
・Iラインシルエット(上下とも細身)
・Aラインシルエット(上が細く、下は太い)
・Yラインシルエット(上が太く、下が細い)
という3種類があります。
このうち細身のテーパードパンツはIとYのシルエットを作るのに使えます。
そのため、トップスやアウターは細めでも太めでもどちらでも対応できるのです。
参考までに、ジェリーのクライミングパンツに
- 大きめのスウェット(左)
- 細めのニット(右)
を合わせました。
2.体形の変化に柔軟に対応できる、ベルトが要らない
クライミングパンツには、ウェビングベルトと呼ばれるベルトが内蔵されています。
このため、ベルトが不要です。
ウェビングベルトがあることで、
・穿く時にベルトを通す必要がなく
・着脱はワンタッチでできて
・ウェストの調節は紐を引っ張る/緩めるだけ
と、非常に簡単に履き心地を調節できます。
また、股上は比較的大きめの作りで、かつ腰回りには伸縮するゴムも使われています。
このため、ウェビングベルトを調節すればプラスマイナス10kg程度の体重変化ならサイズを変更せずに対応できます。
30代になると(主にプラスの方向で)体形がちょっとしたことで変化し、
昨年まで穿けてたボトムスが合わなくなった・・・
なんてことが多発するので、この仕様は非常にありがたいです。
3.股周りが快適
クライミングパンツはその名の通り、クライミング(崖のぼり)用に作られたボトムスです。
そのため、自由に開脚できるように、股周りはガゼットクロッチという縫い方をされています。
開脚できること自体は実生活で役立ちません。
しかし、ガゼットクロッチのおかげで股周りにゆとりが生まれ、特に男性の方は、あそこの窮屈感や縫い目が当たる感じが無くて快適です。
4.価格が比較的手ごろ
クライミングパンツは様々なブランドがリリースしていますが、3000円~15000円程と、比較的手ごろな価格で購入できます。
私が持っているグラミチは13000円ほどとちょっとお高め、ジェリーは3000円とお手頃です。
どちらも山登りにも対応できるしっかりした作りで、ウェビングベルトやガゼットクロッチなど、機能性の面ではほぼ同じです。
素材や縫製、ウェビングベルトの質感などはやはりグラミチの方が上かな?と感じますが、私はどちらも気に入っています。
クライミングパンツをまずは試してみたい!という方には、お手頃なジェリーをおススメします。
まとめると、クライミングパンツの良い点は
- テーパードシルエットで、どんなトップスやアウターにも合う
- ウェビングベルトでベルトいらず、体型の変化にも柔軟に対応可能。
- ガゼットクロッチで股周りが快適。
- 価格が3000円〜15000円で手頃。
初心者には3000円のジェリーがオススメ。
クライミングパンツのイマイチな点
1.ベルトループがない
クライミングパンツにはウェビングベルトが内蔵されているため、ベルトループ(ベルトを回すためのウエスト周りの輪)が1つしかありません。
このため、ウェビングベルトを絞るとベルトをかけておくループが無く、紐がぶら下がります。
これはこれでカッコ良いのですが、見た目がカジュアルに寄ります。
トップスがジャケット、靴が革靴のようなドレスアイテムと合わせると、ボトムスがカジュアルすぎてややチグハグなコーディネートになります。
ドレスアイテムと合わせる場合は、ウェビングベルトが長すぎないタイプのクライミングパンツを選ぶのがオススメです。
私が持っているクライミングパンツだと、
・グラミチはウェビングベルトが短め
⇒絞っても15cmも紐が余らず、丈の長いトップスなら隠れる。
・ジェリーはウェビングベルトがかなり長め
⇒絞ると30cmほど紐が余り、丈の長いトップスでもしっかり見える。
といった感じです。
2.購入する店や在庫によってサイズ感が違う(ジェリー)
ジェリーのクライミングパンツは、最近サイズの見直しがあったようで、購入するお店や在庫によって、同じ商品名でもサイズ感が違います。
具体的には、サイズ見直し後は、見直し前よりもワンサイズ分小さくなっているようです。
例)見直し後のLサイズ≒見直し前のMサイズ
ジェリーのクライミングパンツをネットの店舗で購入する際は、
・レビューでサイズ感を確認する
・Amazonなど無料で返品可能な所で購入する
などの対策をしましょう。
まとめると、
クライミングパンツのイマイチな点は
- ベルトループが1つしかないため、余ったベルトの紐がたれる。ベルトが長いタイプはドレスアイテムとのコーデに注意。
- ジェリーのクライミングパンツは購入するお店や在庫によってサイズ感が変わる可能性がある。ネットで購入時はレビューの確認や返品可能な店舗を選ぶ。
サイズ感
あおむしは身長175cm体重65kgの標準体形で、グラミチはMサイズ、ジェリーはLサイズを着用しています。
ジェリーのクライミングパンツの場合、サイズ見直し後のモデルなら、いつものサイズよりワンサイズアップが良いです。
注意点も含めてサイズ感を解説するので、参考になれば幸いです。
1.シルエット全体
どちらもきれいなテーパードシルエットをしています。ジェリーの方が、全体的に細めでテーパードもきつめにかかっています。
2.お腹周り、股上
サイズの違い(グラミチ:M、ジェリー:L)もありますが、お腹周りや股上はジェリーの方がゆったりしています。
175cm65kgの私だと、ウェビングベルトを締めないとグラミチはジャスト、ジェリーはゆるくて下がってきます。
3.もも・すね周り
テーパードシルエットなので、もも周りには若干のゆとりがあります。
どちらもスキニーパンツのようなピタピタ感はありません。
一方ですね周りは、ジェリーの方がテーパードがきついため、しっかり細い感じがします。
気にならない程度ですが、圧迫感はありますね。
グラミチの方は、すね周りも若干のゆとりがあります。
4.すその長さ
グラミチは「クロップド」(くるぶしが見える丈のこと)という名前がついていますが、すその長さは短くないです。
よほど脚が長い方でなければ、くるぶしが見えことはありません。
私はロールアップ2回分ほどすそが長く、すそ上げをしてジャストレングスにしました。
一方でジェリーは、すその長さが短いです。
脚の長い方だと、くるぶしが見えます。
長さには注意が必要です。
グラミチではすそ上げをした私ですが、ジェリーはすそ上げ不要でした。
5.ウェビングベルト
ウェビングベルトの長さはグラミチは短め、ジェリーは長めです。
クライミングパンツはベルトを垂らして、シャツの下からチラっと見せるのが個人的に好きですが、ジェリーだと見えます。
グラミチだとベルトが短いので見えません。
また、ウェビングベルトのバックル(留め具)も作りが異なります。
・グラミチはバックルが取り外し可能で、引っかけるようにして取り付けます。
・ジェリーは取り外し不可で、ワンタッチで取り付ける方式です。
手軽さだとジェリーの方が良いですね。
グラミチは洗濯した時にバックルが行方不明にならないよう、取り外してから洗濯しましょう。
サイズ感についてまとめると、以下の表のようになります。
最後に
ジェリーとグラミチのクライミングを紹介しました。
まとめると、
クライミングパンツの良い点は
- テーパードシルエットで、どんなトップスやアウターにも合う
- ウェビングベルトでベルトいらず、体型の変化にも柔軟に対応可能。
- ガゼットクロッチで股周りが快適。
- 価格が3000円〜15000円で手頃。
初心者には3000円のジェリーがオススメ。
一方でイマイチな点は、
- ベルトループが1つしかないため、余ったベルトの紐がたれる。
ベルトが長いタイプはドレスアイテムとのコーデに注意。 - ジェリーのクライミングパンツは購入するお店や在庫によってサイズ感が変わる可能性がある。
ネットで購入時はレビューの確認や返品可能な店舗を選ぶ。
でした。
ジェリーとグラミチのサイズ感の違いは、以下の表のとおりです。
クライミングパンツ、ぜひ一度試しあれ。
あおむしの秋、冬、春の普段着は、クライミングパンツが固定になりました。
30代になってから体形の変化が気になるな・・・
そんな悩みを持つ方にも、ボトムス選びの1つの解になるのではないかと思います。
ではまた。