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55インチテレビを手放した

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あおむし家にはかつて55インチの大型テレビがありました。

しかし、節約生活で様々なモノを断捨離していく中で、この大型テレビも手放しました。そして手放した結果、自分たちには無くても良かったモノだったのだと気づくことができました。

今回は55インチのテレビを捨てた一部始終と手放した効果を紹介します。

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55インチテレビとの出会い

結婚を機に一人暮らしのワンルームから3LDKの部屋に引っ越すことになったあおむしは、新生活のための家具家電を調べていました。

そんな時、Amazonのタイムセールで55インチのテレビが6万円で売り出されていることを発見しました。新しい生活に胸を膨らませていた自分にとって、大型テレビというのは”理想の家庭に置いてあるもの”というイメージがありました。これがあれば家族で映画を見たりゲームをしたり、みんなで楽しめるぞ!・・・そんな風に思い、どこのメーカーかもよくわからないような55インチテレビを購入したのでした。

捨てようと思ったキッカケと理由

それから数年がたち、セミリタイア生活を目標に節約生活を始めるようになると、急にこのテレビが不要な存在に思えてくるようになりました。そして改めて買った当時の思いや現状を振り返った結果、このテレビは手放すことに決めました。

55インチテレビを手放すことに決めた理由は、たくさんありました。

・家族で映画を見たりゲームをしたりすることはなかった

⇒結婚後の生活を振り返ってみると、結局家族でこの55インチテレビを使って映画を見たりゲームをすることはありませんでした。妻とは映画の趣味も違うし、そもそもゲームをしないしで、結局私だけが映画やゲームのために55インチテレビを使っていただけでした。そして、妻の横で自分だけ映画鑑賞やゲームをするのは、妻を放置しているようで非常に居心地が悪かったです。そのうち、隠れて映画鑑賞やゲームをするようになってしまい、その時間が楽しくなくなってしまいました。

・子どもが登ったり叩いたりして危なかった

⇒子どもが歩いていろいろなモノを触ったりするようになると、リビングに置いてあったこの55インチテレビは格好の餌食になりました。テレビを見やすくするために、回転可能なテレビ台を使っていたのですが、この台に登ったり、テレビをバンバン叩いて画面を動かしたりして、非常に危険でした。

親の目を常に子どもに向けておくのは、正直限界があります。もし目を離した一瞬のうちにこのテレビが子どもに倒れてきて下敷きになったら・・・そんなことを考えると、安心してこのテレビを置き続けることが難しくなってしまいました。

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・子どもの目に悪影響を与える心配があった

⇒また、子どもが動くようになると、移っているアニメや動画に興奮して、子どもがついつい画面に近づいて観るようになっていました。55インチテレビはかなり大きいため、出ている光の刺激もなかなかのものです。

私自身、小さい頃からテレビ等をよく近くでみていた影響もあってか、中学生くらいから急激に視力が悪くなってしまった過去があり、子どもにはそうなってほしくない・・・と感じていました。これも、55インチテレビを手放したくなる理由でした。

・リビングを広く占拠しており、埃もたまりやすかった

⇒55インチのテレビはとにかく大きく、10畳程度のリビングでもその存在感はしっかりありました。このテレビの影響で、リビングのレイアウトは制限されていました。例えば、リビングには長方形の家族で囲めるようなこたつがあるのですが、片側には55インチテレビを置くスペースが必要であったため、そちら側には座るスペースを作れませんでした。そのため、せっかくの広いリビングも、なんだか窮屈になってしまっていました

また、この55インチテレビは発生する静電気もすさまじいらしく、大量の埃を吸着していました。テレビを消して真っ黒な画面になると、画面一面に埃がびっしりついており、衛生的に良くありませんでした。そのため、掃除も頻繁にやらなければならず、かなり面倒でした。

いきなりは手放せないので別室に隔離

このような理由から手放すことに決めましたが、いざ手放そうとすると大きなモノなので、手放した時の影響が心配になりました。手放したせいで家族との時間がさみしくならないかな、自分の映画鑑賞やゲームがつまらなくならないかな、等です。

なので、いきなり手放すことはやめて、まずは使っていなかった別室にこの55インチテレビをしばらく隔離することにしました。隔離している間にもしこのテレビを使いたくなったら、またリビングに戻せばいい・・・そう考えると気軽に55インチテレビなしの生活を始めることができました

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手放した効果

55インチテレビの隔離生活を始めて1か月、結局このテレビをリビングに戻すことはありませんでした。あおむし家にとって、55インチテレビはいらなかったのです。

代わりに、一人暮らしの時に使っていた22インチのテレビを自室からリビングに移して使うようになりました。

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55インチテレビを手放して、22インチの小さなテレビにした結果、以下の効果がありました。

・リビングが広々と使えるようになった

⇒リビングの一部を占拠していた55インチテレビが無くなったことで、リビング全体を広々と使えるようになりました。一番効果が大きかったのは、こたつの四方全部が使えるようになったことです。これによって、ご飯の時は家族がこたつを囲んで食べられるようになり、食事の時間がより楽しいものになりました

・子どもがテレビから距離をとるようになった

⇒22インチテレビは小さいので、キャビネットの上に置いています。こうなると、子どもにとっては少し高い位置にテレビが来るので、画面が視界に入るようにテレビから程よく距離をとるようになりました。テレビの画面の小さいので、子どもの目に与える影響は以前よりも軽減されたと思います。

また、危険だったテレビに手を伸ばしたりたたいたりする行動も、手が届く位置にはありますがしなくなりました。こちらはおそらく、テレビが小さくなったことで興味が薄れたり、テレビ台の回転機能が無くなっておもちゃとして遊べなくなったりした結果だと考えています。

・掃除が楽になった

⇒以前の55インチテレビは、掃除するのに数分はかかっていました、またテレビ周辺も10キロ以上あるテレビ台をどかしてから掃除する必要があり、大変でした。

しかし、22インチのテレビに変えてからは、テレビ自体が小さいのでドライシートなどで10秒程度拭くだけできれいになります。またテレビが乗っているキャビネットも、テレビをどかしてさっと拭くだけです。

・電気代が下がった

⇒55インチテレビは消費電力もかなりのものです。22インチテレビに変えてからは、月の電気代が数百円ほど安くなりました。電気代が高騰する昨今ですが、これは助かりました。

・テレビを見ない時間が増えた

⇒テレビはリビングにしかないので、自室にいる時間はテレビを見ることができません。そうなると、自室では子供と遊んだり、読書をしたり、ブログを書いたりといったことをするようになり、テレビを見る時間が大幅に減りました。

テレビを見て時間を浪費することが減って代わりに好きなことに時間を使うことができるようになると、自然と日々の生活の満足度が上がりました。また、テレビを見て物欲が刺激されることも減ったので、無駄な買い物が少なくなり、節約生活もはかどりました。

・引っ越しのハードルが下がった

⇒あおむし家は節約生活をさらに進めるため、より家賃が安いアパートへ引っ越すことを検討しています。しかし、その障壁のひとつとなっているのが家にある大物家電でした。特に55インチテレビは持ち運ぶのも大変だし、狭い部屋に引っ越したら明らかにキャパオーバーになります。

今回、55インチテレビがない生活で満足できたことで、このテレビを引っ越し先に持っていく必要がないことがわかり、引っ越しへのハードルを下げることができました

最後に

隔離していた55インチテレビはそろそろ寿命だったこともあり、粗大ごみの業者に引き取ってもらい、手放しました。1000円ほどとられましたが、手放した効果はそれ以上のものがあったと思っています。

幸せな家族のテンプレートだと思い込んでいた大型テレビも、手放してみると実はいらなかったことがわかり、これは大きな発見になりました。今後も「これ、いらないかも?」と思ったものは隔離生活をしてみて、問題なかったら手放していこうと思います。

ではまた。