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セミリタイア後の仕事に求める条件を言語化する

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あおむしは2026年末のセミリタイアを目指して活動をしています。セミリタイアを目指すうえで、セミリタイア後にどんな仕事をするかも、最近少しずつ考えるようになりました。

セミリタイアを達成したからといって、それ以降の仕事は無くなるわけではありません。必要最低限のお金は資産から得ますが、生活を豊かにしたり将来へ備えたりするためのお金は、しっかり稼がなくてはなりません。

今回は、2回に分けてセミリタイア後にどんな仕事をするのかを考えていきます。まずは仕事に求める条件を言語化した上で、あおむしが現在考えている仕事の候補について考察をします。

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セミリタイアを目指すキッカケ

セミリタイアを目指すキッカケとなったのは、うつ病で仕事を休職したことです。人間関係と慣れない仕事の負荷、そして初めての育児などが重なり、およそ1年間の休職を経験しました。

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休職期間の後期、心身が回復してくると自分のやりたいことが自由にできる日々を過ごすことができ、その生活が充実していたことが忘れられませんでした。そして、その生活が週に3〜4日以上できるセミリタイアというライフスタイルを知ってからは、その実現を目指して活動するようになりました。

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セミリタイアに魅力を感じた理由を深堀りする

セミリタイアを目指す理由は、苦しさを感じる仕事の時間を減らして、充実感を得られる自分だけの時間や家族との時間を増やしたい、というのが根底にあります。この理由をもう少し深堀りすることで、次章のセミリタイア後の仕事に求める条件を決める準備をします。

休職後期に過ごしていた日々で、充実していると感じたのは、以下のことでした。

①休日が続いていること、もしくは疲れた時にしっかり休めること

②朝、好きな時間に起きられること

③お散歩ができること

④家族とゆっくり過ごせる時間や趣味の時間が作れること

⑤人間関係に悩まないこと

⑥作業は1つのことに没頭できる、または気が向いたときにできること

これらの”充実していると感じたこと”を組み合わせることで、セミリタイア後の仕事に求める条件を言語化していきます。

仕事に求める条件を言語化する

まず、上で挙げた6つの”充実していると感じたこと”を組み合わせて、仕事に求める条件の大枠を決めます。

①    ⇒ 週の働く日数

②④⑥  ⇒ 労働時間

②③   ⇒ 働く場所

⑤⑥   ⇒ 仕事の内容

その他  ⇒ 収入

そして、この5つの条件それぞれについて、具体的にどんな条件を求めるのか、言語化していきます。

引用:https://www.photo-ac.com/main/detail/26084210

1.収入

セミリタイア後に得る収入については、以下の記事で算出した年間で手取り164万円(年収だと200万円前後)を、夫婦で達成することを目指します。したがって、一人当たりの収入は、手取り90万円以上あればよい計算です。

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ただし、会社員やパート・アルバイトの場合は、年収が低いと社会保険に加入できず、将来の年金が減ってしまいます。(どれだけもらえるかは不透明ですが・・・)

したがって、共働きする場合でもどちらかの年収は103万円以上かつ、もう片方の年収の2倍以上になるようにします。こうすることで、社会保険に加入して、なおかつ年収が低いほうは扶養に入ることができるので、税金面でもお得になります。

一方で、フリーランスの場合は国民健康保険と国民年金に加入することになるので、ここは考えず、夫婦で手取り164万円以上稼げれば、お互いの収入が低くても良いです。

言語化した条件:

・年収は夫婦で手取り164万円以上。

・会社員やパート・アルバイトの場合は、どちらかが社会保険に加入し、もう片方は扶養に入る。

2.週の働く日数

これは、少なければ少ないほど良いです。しかし、セミリタイアなので毎日が日曜日、は実現することはできません。

妥協点を考えると、どこかに通勤するような仕事の形態なら、週の3~4日程度までなら無理なく続けていくことができると考えています。

現在は復職して、基本的に週5日、8~10時間の業務をしていますが、平日を5日連続で出勤するのは中々辛いと感じています。具体的には、週の真ん中~後半になると体に疲れがたまってきて、朝起きて出勤する時間が眠かったり、帰宅してからの家族と過ごす時間が疲労で楽しめなかったりしています。

こうしたことから、セミリタイア後の生活では、週の働く日数は5日未満で、さらに欲を言えば連続して通勤する日数も3日以下に抑えたいです。

週に4日の労働だと、連続して通勤する日数は最大4日になります。後半は疲労がたまるのは少し気になりますが、その後に3連休があるため連休の前半に休んで、後半にしっかり遊ぶ時間を確保できそうです。それ以外の中日に休みをとる場合でも、連休は最大2日になりますが、働く日は連続3日以下に抑えられ、中日にしっかり休めるようになるので、こちらも無理なく働くことができそうです。

週に3日の労働なら、連続して通勤する日数は長くても3日以下で条件を満たしています。休日も4連休や1~2日仕事したら2~3連休、という生活ができるようになり、どちらの条件にしても無理なく働くことができそうです。

週に2日の労働では、今度は収入面が不安になります。生活するためのお金が十分に確保できなければ休日も安らかに過ごすことはできなくなるのでは、と考えています。また、仕事をする日数もかなり少ないため、仕事を通じて得られる経験や知識が少なくなり、仕事を通じた楽しさややりがい、自己実現はできないでしょう。そのため、働く日数は最低でも3日は欲しいです。

言語化した条件:

・働く日数は週3日~4日が理想。

・休日は3連休以上が理想だが、中日に休めるなら残りの休日は2連休でも良い。

引用:https://www.photo-ac.com/main/detail/4971300

3.労働時間

労働時間の長さは、1日8時間までなら会社員を続けているので許容できます。翌日が休日なら、+2時間くらいは頑張れそうです。

労働につく時間帯については、②の「朝、好きな時間に起きられること」を最重視し、次点で④の「家族や趣味の時間をゆっくり取れること」や⑥の「気が向いたときにできること」が満たせればなお良いと考えます。

これを言語化すると、どこかに通勤する仕事の場合は朝は早くても9:00~、可能なら午後から開始できるような時間帯が理想です。また、在宅でできる仕事の場合なら、自分の決めた時間や好きな時間に行うことができることが希望です。

言語化した条件:

・1日の労働時間は8~10時間程度。

・時間帯は通勤の場合は9:00以降(可能なら午後から)、在宅の場合は自分の裁量で決められること。

4.働く場所

働く場所は、家から近い場所もしくは在宅が希望です。

通勤する場合は、9:00始業でも②の「朝、好きな時間に起きられること」を叶えられるように勤務場所の近くに引越すか、住まいの近くにある仕事を選びます。具体的には、通勤にかかる時間は30分以内に抑えます。

こうすることで、朝疲れているときでも8:00くらいまでは寝ることができますし、朝5:00に起きれば2時間の趣味(ブログ執筆など)の時間+1時間の子どもの朝の準備の時間が確保できます。

また、現在はお散歩を日課にしているため、この通勤時間も活用したいと思っています。そのため、働く場所はさらに条件を加えて、徒歩30分以内とします。

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在宅の場合は、自分の裁量で働く時間を決められる仕事を希望しているので、朝好きな時間に起きるはクリアできます。お散歩については、仕事とは別に時間を確保して行う必要があります。

言語化した条件:

・通勤する場合は徒歩30分以内の場所。(引越すか、近場で見つける)

・もしくは在宅。

5.仕事内容

これまでの仕事中で、自分自身の力が発揮できたと感じた経験、得られた達成感の大きさや成果を振り返り、自分にとって理想の仕事内容を言語化していきます。あおむしにとって理想となる仕事の内容は、言語化すると以下の通りです。

時間に追われないこと

⇒あおむしは優柔不断な性格で、ものごとをテキパキやったり、判断を即座に下したりすることが苦手です。何事も丁寧・慎重に行うことを大切にしています。

そのため、セミリタイア後は時間に追われるような仕事は避けたいです。具体的には、業務量に対してタイトな締切や納期がある仕事はタイムプレッシャーで気を病んでしまい、継続できないと考えています。

あおむしがうつ病を発症した原因も、無理な計画のプロジェクトに放り込まれて、厳しい納期と苛立つ人々に囲まれての仕事でした。

一方で、自分のペースで取り組める仕事は、こういったプレッシャーが少なく、心理的な安全性が確保されているため、のびのび取り組んで結果を出すことができました。

復職してからはプロジェクトを離れ、データ分析の仕事をしているあおむしですが、この仕事は既にまわっている仕事をさらにより良くする目的であるため、タイトな締切はありません。そのため、自由な発想と試行錯誤の時間が与えられており、お客様(といっても社内なのですが)の要望をしっかり受け止めて、成果としてアウトプットすることができています。成果が出たり、お客様から感謝されたりすると、その小さな成功体験が自信に繋がり、多少の苦難や新しい仕事にも前向きにとらえて取り組めるようになりました。

したがって、会社員として仕事を続ける場合は、締切や納期のようなタイムプレッシャーが少ない仕事、具体的にはプロジェクトやラインから離れた改善業務が理想です。

引用:https://photo-ac.com/main/detail/22279685
一つのことに集中できること

⇒あおむしは複数のことを同時にこなすことが苦手です。重い案件の仕事が次々に降ってくると、耐えられずに潰れてしまいます。

一方で、一つのことに集中して取り組むことは長時間でも苦になりません。他のことに気を取られることが無ければ、目の前の課題を高いクオリティで仕上げことができます。また、複数の課題であっても、同じような手法が使えたり、既にある方法を取り入れることができれば、比較的早くこなすことができます。

したがって、仕事の特性としては、多くの事を広く浅くみるゼネラリストではなく、一つの事や類似する事について、深く探究するスペシャリストの志向が高いです。

限られた対人関係であること

⇒仕事と共通しますが、人間関係の面でも、あおむしは多くの方と同時に関わることが苦手です。多くの方と関われば関わるほど、人間関係に悩まされて気に病むことが多かったです。

決して人が嫌いという訳ではないのですが、一度に色々な方と関わると、立場の異なる様々な発言や思惑に振り回されてしまい、当惑してしまいます。具体的には、多人数が出席する会議での発言や、異なる立場の方との協議折衝が特に苦手です。また、その中に我が強く声の大きい方がいると、萎縮してしまい仕事のパフォーマンスも大幅に低下します。

一方で、一人の方と一対一で話し合ったり、相談事に乗ったりするのは得意で、それを通じて相手からも信頼してもらえたことが多かったです。「あおむしさんは頼りになる」とか「あおむしさんだと安心して相談できる」とか言われたりすると、非常に嬉しく、仕事をするうえでのモチベーションにもなっていました。

また、人と関わらず黙々とできる仕事も比較的向いていると考えています。普段はメーカーでオフィスワークに従事しているあおむしですが、以前ライン作業に半年間従事していた時もあります、その時は休憩時間中くらいしか人との関わりがなく、一つの事を集中してできていたので、肉体労働も苦では無かったです。

したがって、仕事の対人関係は一対一で相手と関われるものが最も望ましく、次点で人と一切関わらず黙々とできるものも良いと考えます。

趣味や生活と相乗効果のある仕事であること

⇒現在、あおむしは趣味でこのブログをやっています。しかし、この趣味の時間によって、ライティングやプログラミングのスキルが徐々に身に付き、現在の仕事にも良い影響を与えています。また、仕事を通じた良い経験・悪い経験もブログではネタにして、時おり発信しています。

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セミリタイア後に行う仕事についても、現在趣味にしているブログや散歩、読書などとお互いに良い影響を与え合うような仕事ができれば最高だと考えています。具体的には、現在のブログ執筆から収入を得られるようになれば、それ自体が仕事になり、他の仕事や生活の内容もネタになり、相乗効果がでるはずです。

言語化した条件:

・厳しい納期や締め切りが無いこと。物事の改善に関わる仕事なら尚良い。

・一つの事に集中できる時間が確保されていること。

・お客様と一対一になれる、もしくは単独作業できること。

・現在の趣味と相乗効果のある仕事であること。またはブログ自体も仕事にする。

 

言語化した条件をまとめ、仕事の合格ラインを決める

引用:https://www.photo-ac.com/main/detail/2370906

ここまで言語化した条件をもう少し整理し、番号を振ると以下の9項目になります。

収入条件

①年収は夫婦で手取り164万円以上。

②夫婦どちらかが社会保険に加入し、もう片方は扶養に入る。

労働条件

③労働日数は週3日~4日。休日は3連休以上または中日に休み+週末2連休。

④労働時間は1日8~10時間まで。

⑤通勤の場合は、9:00以降始業で通勤徒歩30分以内の場所。
 在宅の場合は、自分の裁量で始業と終業が決められる。

仕事内容

⑥厳しい納期や締め切りが無いこと。物事の改善に関わる仕事なら尚良い。

⑦一つの事に集中できる仕事であること。

⑧対人業務は一対一、もしくは単独作業できること。

⑨現在の趣味と相乗効果のある仕事。またはブログ自体も仕事にする。

この項目をすべて満たせるような仕事は、この世には中々ありません。どんな仕事にも、条件に合う部分もあれば、合わない部分も出てくるはずです。そこで、これらの条件をいくつ満たしていればセミリタイア後の仕事として視野に入れるか、という合格基準を作ります。

この中で最も重要なのは、セミリタイアを持続可能なものとする収入です。収入条件にある2つの条件のうち、①は絶対に達成しなければいけません。また、老後に(いくらもらえるか期待はできませんが)年金をもらって生活の足しにするため、②もほぼ必須とします。

また、あおむしはセミリタイア後の生活はできるだけ休みを多くとり、ゆっくり自分や家族のための時間を作りたいと思っています。したがって、労働条件も可能な限り追求し、③を必須として、残り2つはどちらか一つを満たしていることを条件にします。

一方で、仕事の内容は上記2つに比べて優先度は高くなりません。4つの条件のうち、⑥の厳しい納期や締め切りが無い、が満たされていれば、あとはどれか1つを満たせていれば御の字・・・くらいの基準にします。

よって、セミリタイア後に求める仕事の条件は、

・最低限、①②③⑥と、④または⑤の5項目を満たしていること。

・残り4項目は、満たしていればいるほど良い。

とします。

最後に

セミリタイア後の仕事に求める条件を言語化しました。あおむしの方針は、収入面を最優先し、労働条件も重視、そしてそれらを確保したうえで仕事内容はより希望を満たすものを求めていく、ということになります。

次回は、この洗い出した条件をもとに、セミリタイア後につく仕事の候補について、どれだけ満たしているのかを考察していきます。今回の言語化と次回の各仕事の考察を出発点に、セミリタイア後の仕事について残り3年半の期間で結論を出していきます。

今回と次回の内容が、セミリタイアを目指す・目指さないにかかわらず、読者の皆様の仕事に求める条件を考えるキッカケや参考になれば嬉しいです。

ではまた。